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子どもに怒る時は一呼吸おいて!親の怒りで委縮する気持ち/子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ

  • 2025.6.25

子どもに自分の気持ちが伝わらずにイライラモヤモヤ...。3歳児と2歳児を子育て中のマコさんとユウさんはそんな悩みを抱えていましたが、適切な言葉をかけることで、状況がいい方向に変化したそうで...。「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」のスペシャリストである島村華子先生が教える、子どもたちにいい変化をもたらす「言葉がけ」を綴った『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(KADOKAWA)をお届けします。

※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

登場人物

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マコとユウ:子育て中の新米夫婦。「自分たちはこれでいいのか」、不安になりながら子育て中。

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アララ:きょうりゅうが大好きな3歳半。あまり言うことを聞いてくれない。

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華子先生:島村華子先生。子どもに対する絶対的な尊敬・尊重を基盤にする「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」についてくわしい児童発達学の研究者。上智大学卒業後、カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学で博士号を取得(児童発達学)。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員育成に携わる。

子どもを怒鳴りまくる自分に、自己嫌悪。

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共感は子どもの安心の土台になる

一方的に怒鳴ったり、叱りつけたりする方法は、怒りやフラストレーションを撒き散らす行動にすぎず、効果的ではありません。怒鳴りつけられると、恐怖心から、子どもは「戦うか逃げるか反応」に陥ります。「戦うか逃げるか反応」は、脳が脅威と感じるものを経験したときに起こる生理的な反応で、脳の学習中枢が停止してしまいます。そのため、あなたが大声で怒鳴ると、子どもは萎縮してしまい、こちらが伝えたいメッセージは届かなくなるほか、反省も促しません。
大切なのは、子どもの行動の裏に隠れている気持ちによりそい、共感することから始めることです。子どもの気持ちを受け止め、落ち着いて話をすることで、子どもが安心してこちらの言い分にも耳を傾けることができるようになります。


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