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シフォンケーキが好きだから子どもの名前を「紫奔甘」に?→忖度のないコメンテーターが大人のエゴを真正面からぶった切る!【作者に聞く】

  • 2026.5.13
キラキラネームを喜べない子供も… (C)洋介犬/COMICSMART INC.
キラキラネームを喜べない子供も… (C)洋介犬/COMICSMART INC.

洋介犬(@yohsuken)さんが描く漫画『反逆コメンテーターエンドウさん』は、世の中の理不尽に対する皮肉を込めたコメントが読者の心に深く響き、大きな話題を呼んでいる。「こんなコメンテーターが一人くらいいてもいいのでは」という願いのもとに生まれたキャラクター、エンドウさんの正体に迫るインタビューをお届けする。

忖度のないエンドウさんが生まれた背景

少年犯罪とコメンテーターエンドウさん (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA
少年犯罪とコメンテーターエンドウさん (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA
いじめケアとコメンテーターエンドウさん (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA
いじめケアとコメンテーターエンドウさん (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA

エンドウさんが生まれたきっかけは、7年ほど前。SNS投稿用に「忖度なしで定形のやり取りを無視するコメンテーターがいたらどうなるか」というシミュレーションとしてスタートした。中身のイメージは古代中国の政治家だが、外見は評論家の須田慎一郎さんをモチーフにしている。愛妻家でありYouTubeチャンネルでの私服がひどい(笑)といったギャップも、キャラクターとしての魅力だ。

プロットを立てるときは、アドリブで出た結果を整理する「監督と演者」のようなスタイルで描かれている。そのため、エンドウさんが作者の意見と真逆のことを言い出すことも多く、作者の思想とイコールではないという点が非常におもしろい。セリフ作りにも徹底したこだわりがあり、漫画として直感的に飲み込めるよう、第一稿から30%はセリフを削り落としている。難しい用語を避け、読者の心に瞬間的に届く言葉を研磨し続けているのだ。

社会の理不尽に切り込む痛快なコメント

過重禁止とコメンテーターエンドウさん (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA
過重禁止とコメンテーターエンドウさん (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA
アンチコメンテーターマガリちゃん(ゲスト) (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA
アンチコメンテーターマガリちゃん(ゲスト) (C)洋介犬/COMICSMART INC. 画像提供:KADOKAWA

特に反響が大きいのは「キラキラネーム」の回だ。母親がシフォンケーキが好きだからと「紫奔甘」と命名するようなケースに対しても、エンドウさんは鋭く切り込む。「こどもハーネス」や「陰謀論」など、他人事ではない生活に密着したテーマが、多くの読者の共感を呼んでいる。意外な発見として、脇役俳優を扱った回など、予想よりも優しい泣ける話に好感を持ってもらえたこともあったという。

また、いじめ問題についても、心のケアを優先するという学校側に対し、「治療すべきは、あんな残虐な行為を平気でしでかした加害者の方」と本質を突く。メディアが若者を一括りにしようとするときも、「昔から少年犯罪はバリバリにあった」と真っ向から否定する。洋介犬さんは、「議論の目標はどちらかの勝利ではなく、みんなにとってよい結論が出ること」だと語る。多種多様な意見を生活に持ち帰ることこそが重要だという考えだ。

もともとホラー漫画家として100億PVを誇る洋介犬さんは、今後も新作ホラー『メメ』などの展開を予定している。社会に一石を投じるエンドウさんの「反逆」は、現在もGANMA!で連載中だ。

取材協力:洋介犬(@yohsuken)

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