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娘「パパは火事で女の子を救ったの」授業参観の発表で冷たかった担任が一変!?隠されていた過去とは

  • 2026.5.19

僕は現在30代半ばの会社員です。妻に先立たれ、今は小学生の娘とふたりで暮らしています。仕事と子育てに追われる毎日ですが、娘の成長に支えられながら、なんとか日々を過ごしていました。そんなある日、娘の授業参観で学校を訪れることに。担任のA子先生は落ち着いた雰囲気で、どちらかというとクールな印象でした。しかしこの日、娘の発表をきっかけに、思いがけない出来事が起こったのです。

娘の授業参観で思わぬ展開に

教室に入った僕は、A子先生に「今日はよろしくお願いします」と頭を下げました。A子先生は丁寧に応じてくれましたが、やはりどこか距離を感じる対応で、「他のお母さん方にはやさしいのに」と内心思いました。

授業中、娘は「私のパパは昔、火事のときに女の子を助けたことがあります。そのときの記事と写真が家に残っていて、私にとってパパはヒーローです!」と発表。僕は恥ずかしさで苦笑いしました。するとその瞬間、A子先生がハッとした表情になったのです。

授業後、A子先生から「火事のお話って……」と尋ねられました。僕が答えようとしたとき、職場の上司であるB山が現れました。彼にもこの小学校に通う子どもがいるのです。

上司からの心ないひと言

B山は僕を見るなり、「こいつ、いい人そうに見えるでしょ。でも仕事では俺がいつもフォローしているんですよ。正直、いつ辞めてもらっても困らないくらいで」と言いました。学校で言い返す気にはなれず、僕は黙っていました。

するとA子先生が「失礼ですよ。ここでお話しする内容ではありません」ときっぱり制してくれたのです。

B山が気まずそうに去ったあと、A子先生から「少しだけお話しできますか?」と声をかけられました。

僕は、妻を亡くしてからひとりで娘を育てていること、子どもの用事で早退したり休んだりするのをB山がよく思っていないことを打ち明けました。

するとA子先生は「そういったご事情があったんですね。でも、娘さんの様子を見ていると、お父さんが愛情を注いでこられたんだと思います」と寄り添ってくれました。その言葉に、僕は少し救われた気持ちになりました。

娘との時間を守るために

同時に、娘との時間を作るためには、働き方を変える必要があるのかもしれないとも感じました。そこで子育てと仕事を両立しやすい職場を探し始め、ひとり親としての働き方に理解のある会社と出合い、無事に転職が決まったのです。

退職の意思を伝えると、B山は「急に辞めるなんて無責任だ! お前が他で通用するわけない!」と憤っていました。同僚からは惜しむ声もありましたが、僕は「引き継ぎは最後まできちんとします」と伝え、前の職場を離れました。

新しい職場は子育て世代の社員も多く、在宅勤務の相談もしやすい環境でした。これまでの経験も評価してもらい、僕は少しずつ前向きに働けるようになっていきました。

一方、前の会社ではB山が対応に追われていると聞きました。僕が担当していた案件の内容をB山が把握できておらず、進行に遅れが出て、上層部から管理体制を問われることになったのだとか。

先生が打ち明けた意外な過去

それから数カ月が経ち、生活が落ち着いてきたころ、学校行事でA子先生と再び顔を合わせました。

「最近、娘さんの表情が前より明るくなった気がします」

A子先生は、そう言ってやさしくほほえみました。

「転職してから、娘と過ごす時間が増えたんです。あのとき声をかけていただいて、気持ちが軽くなりました。ありがとうございました」

そう伝えると、A子先生は少し照れたようにほほえんでから、「実は、お話ししたいことがあるんです」と切り出しました。

「あの火事のとき、助けてもらったのは……私なんです」

僕は思わず息をのみました。

「20年ほど前、隣町で火事があったでしょう。あのとき私は、煙が出る家の玄関先で泣いたまま動けなくなっていました。そこへ通りかかったあなたが、私の手を引いて道路の反対側まで連れて行き、近くの大人に助けを求めてくれた。そうでしたよね?」

燃え盛る建物に飛び込んだわけではありません。ただ、目の前で泣いている女の子を放っておけず、無我夢中で行動したのです。

思いがけない再会に驚きましたが、あのときの行動が誰かの記憶に残っていたのだと知り、胸が温かくなりました。これからも無理をしすぎず、娘と向き合う時間を大切にしながら、自分たちらしい暮らしを築いていきたいと思います。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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