挨拶を無視し続ける近所のおじさん→その10年後、日々の積み重ねが身を結んだ“一瞬の出来事”

日本人の夫とともにアメリカに引っ越し、専業主婦をしている、サカイケイ（お家 ときどき お外）さん。夫婦のクスッと笑える掛け合いや、インドアならではの体験をブログで発信しています。

いつも無視していたあの人が、ついに口を開いた――そんな小さな奇跡のような出来事。

ずっと無視された挨拶

小学生の頃、サカイケイさんが父と自宅前にいると、裏に住んでいる近所のおじさんが通りかかりました。父が「おはようございます」と丁寧に挨拶をしても、おじさんは何も言わずに通り過ぎていきます。父だけでなく、誰に対しても挨拶を返さないおじさん。無愛想というより、あえて無視を決め込んでいるかのようなその態度に、少しばかりの違和感を覚えつつも、父は変わらず毎朝挨拶を続けました。同じ時間にバスを使う通勤仲間として、毎朝すれ違うたびに「おはようございます」と声をかけるものの、返事が返ってくることはありません。

月日が流れ、サカイケイさんが高校生になったある日。父と一緒にまた自宅前にいると、なんとあのおじさんが「こんばんは」と声をかけてきたのです！あまりに突然のことでサカイケイさんは驚きます。以前と変わらぬ表情のおじさんですが、確かに挨拶をしてきたのです。

父は静かに、「あの人は最近になって挨拶してくれるようになった」とぽつり。10年近くにもわたり続けた挨拶が、ついに実を結んだような一瞬でした。

ブログ：サカイケイ（お家 ときどき お外）

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