1. トップ
  2. 次なる“リーダー”は誰か 放送前から考察飛び交う“新・土曜ドラマ”注目したい3つのポイント『放送局占拠』

次なる“リーダー”は誰か 放送前から考察飛び交う“新・土曜ドラマ”注目したい3つのポイント『放送局占拠』

  • 2025.7.12

櫻井翔主演のドラマ「占拠シリーズ」が7月からスタートする。

これまで、『大病院占拠』、『新空港占拠』と続き、今回占拠するのは「放送局」。

櫻井翔演じる武蔵三郎は神奈川県警捜査一課強行犯係所属の刑事で、これまでふたつの占拠事件を体を張って解決に導いてきたが、今回はどのように立ち向かっていくのか。

『大病院占拠』、『新空港占拠』を振り返りつつ、『放送局占拠』への期待を高めてみよう。

undefined
(C)SANKEI

占拠されてはならない場所が占拠される

これまでに占拠されたのは大病院と、空港。空港にいたっては新しくできたばかり、そして神奈川県初の国際空港という設定だった。

占拠されていい場所がこの世にないのは承知しているが、病院と空港となるとその影響は計り知れない。多くの人に不都合が出るプラス、多くの人の命を奪いやすい環境である。

同時にそれだけの場所を占拠するぐらいなのだから、綿密な計画が立てられていることは想像に難くない。

どうやって占拠したのか、なぜ占拠したのか。それらを紐解いていくことが物語の鍵となる。

今回の放送局も占拠するには困難だ。セキュリティという点においてはかなり厳重だろうし、内部に協力者がいる可能性が高い。一方で、広い上に内部がより複雑になってくるため、占拠にも難しい場所ではないか。にも関わらず、なぜ放送局を選ぶのか。これまで、犯人グループは動画配信チャンネルを使用してきたが、今回は公共の電波を使って要求をしていくのだろうか。…とすでに湧き上がってくる疑問は多くある。

犯人たちの正体に注目が集まる

『大病院占拠』では武装集団「百鬼夜行」、『新空港占拠』では武装集団「獣」が犯人グループとして武蔵たちの前に立ちはだかった。

全員が仮面をつけ、露出しているのは口元だけ。このヒントだけで、誰がその役を演じているのか、という予想合戦がSNSなどで展開された。

意外にも唇だけでも分かるようで……。「百鬼夜行」のリーダー・青鬼を演じた菊池風磨と、「獣」のリーダー・龍を演じた高橋メアリージュンは早い段階で言い当てていた人も多い。確かにふたりとも唇に特徴がある。青鬼は仮面を外すまでにそれなりの話数を重ねていたが、1話で「青鬼は菊池風磨だ」と断定されていたのが興味深かった。

『放送局占拠』で武蔵と敵対するグループは武装集団「妖」。仮面をつけた状態での写真は公開されており、すでに予想合戦は盛り上がりつつある。ちなみに今回はリーダーの「般若」は顔全てが仮面でおおわれているのでノーヒントである。

武蔵は何度「ウソだろ……!?」と言うのか

生きていてそうそう「ウソだろ!?」と言う機会はない。が、武蔵は毎回言う。もはや、武蔵の「ウソだろ……!?」待ちなところもある。おまけに『新空港占拠』からは「ウソだろ!?」のバリエーションが増えてきていて楽しい。

武蔵の決め台詞だけではなく、占拠シリーズは注目したいポイントが多い。武装集団の目的や謎に迫っていく過程もだが、同時に走っている縦軸ストーリーが興味深い。武装集団内での人間関係、警察側の力関係、占拠された現場で渦巻く企み……。正直、ツッコミどころはありつつも、意外な点と点がつながる瞬間があるので見逃せない。

あとは武蔵の家族関係も気になるところだ。『大病院占拠』では家族の関係の回復、『新空港占拠』では絆を深めた。

今回は、占拠される放送局に武蔵の妻・裕子(比嘉愛未)が居合わせるらしい。どうやら、人質となるようだ。毎回、武装集団と対峙しなければならない武蔵も大変だが、巻きこまれてしまいがちな裕子も災難である。そして武蔵の守らなければならないものの多さよ

また、今回は『大病院占拠』で登場した青鬼も登場することがすでにアナウンスされている。どのように占拠に絡んでくるのか、ここにも注目をしたい。


※記事は執筆時点の情報です