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「お米、全く値段見ない」週2回のスーパーは無頓着…そんなタワマン20階社長が“唯一こだわる買い物”

  • 2025.5.30
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出典:photoAC(画像はイメージです)

「お米の値段、全く気にしたことないです」

こう語るのは、関東のタワーマンション20階に住む28歳の酒関連の会社を経営するAさん。年収1,000万円を超える彼が週2回通うのは、意外にも庶民的なスーパーだった。米価高騰のニュースを見ても購入行動は変えず、「食べたいものを値段を気にせず購入する」という彼の消費スタイルには、現代の高所得者層のリアルな一面が垣間見える。

しかし、そんな彼にも唯一こだわり抜く分野があった。

スーパーではこだわらないし、値段も見ない

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出典:photoAC(画像はイメージです)

週2回、タワーマンションからスーパーに足を運ぶAさん。その買い物スタイルは一般的な消費者とは一線を画している。

「今日これ作って食べようかなと思ったらその必要なものを買いに行く」と語る通り、特別な食材を求めるわけではない。しかし、その購入判断基準が独特だ。

「食べたいものを買ってるので、食べたいものが高いから諦めるとかもないです。そこら辺、値段は見てないですね」

ただし、完全に価格を無視しているわけではない。「豆腐100円、豆腐500円だったら、豆腐100円取りますけど」と明らかな価格差には合理的な判断を下す。しかし「食べたいものを買おうとして、これ高いんだなとかは思わない」のが彼の基本スタンス。

近年話題の米価高騰についても「ニュースで見て驚きはしますが、私はお米が食べたいので買うだけ」と一刀両断。ニュースは気にするが購入行動は変えない、彼の判断軸がブレることはない。

店員が60インチをおすすめしたから

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出典:photoAC(画像はイメージです)

Aさんの消費行動でもう一つ特徴的なのが、商品選択を他者に委ねる傾向だ。スーパーでは「おすすめ表示の品を買うだけですね」で商品を選択。

このスタンスは高額商品でも同様で、テレビ購入時のエピソードが象徴的だ。「テレビも店員さんに60インチをおすすめされて、流れで60インチを買いました」と、店員の推奨をそのまま受け入れて購入を決定。

「値段を気にしない買い物が普通の人から見れば贅沢だということは分かっている。でも特別に意識したことはない」彼にとってはごく自然な行動なのだ。今どきの高収入な人たちのリアルな消費感覚を表している。

そんなタワマン社長が唯一こだわる買い物

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出典元 :photoAC(画像はイメージです)

値段を見ずに買い物をするAさんにも、唯一例外がある。それが本業でもある「お酒」への情熱だ。

「趣味がお酒なんですよ。お酒関連の会社を経営しているからコレクションする時は唯一拘ってますね」Aさんは続けて「例えば、ワインでも超有名な高いものを飲もうとお金をかけてこだわる」と語り、酒に関しては別人格ともいえるこだわりを見せる。

そのこだわりぶりを象徴するのが、友人に勧められたワインをめぐるエピソードだ。「友人から飲まされた謎のワインにハマっちゃって、実際に産地の北海道まで足を運んだんです」とAさんは語る。

「でも現地のワイナリーでも『もうない』と言われて…結局“幻のワイン”の入荷待ち状態です(笑)」

普段の買い物では価格を気にしない彼が、酒に関してだけは明確な価値基準と強いこだわりを持つ、意外な一面を見せてくれた。

まとめ

タワーマンション20階に住む年収1,000万円超の経営者が見せる、一般的な価値観とは異なる消費スタイル。米の値段を気にせず、おすすめシールを頼りに買い物をする一方で、酒に対してだけは北海道まで飛ぶほどの情熱を注ぐ。

この極端なコントラスト、日常的な買い物への無頓着さと、特定分野への異常なこだわり。一見矛盾するこの消費パターンこそが、今の時代の「リアルな金持ち像」なのかもしれない。

庶民的なスーパーに通いながらも、そこでの買い物スタイルは決して庶民的ではない。そんな彼の姿は、現代社会の消費格差の一端を率直に映し出した貴重な証言と言えるだろう。