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「直近で4日前、通算1,000万は貸してる」タワマン20階社長を襲った“落とし穴”…土下座で40万懇願する友人の末路

  • 2025.5.31
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出典:Aさんへの取材を元に作成(※画像はイメージです)

年収1,000万超、関東のタワマン20階で暮らす28歳経営者のAさん。

憧れのタワマンライフを謳歌していた彼を襲ったのは、思わぬ「人間関係の激変」だった。SNSに投稿した瞬間から始まった、知人からの「お金貸して」ラッシュ。直近では4日前にも依頼があり、これまでの総額は4桁に達するという。土下座されても飛ばれる現実と、それでも貸し続ける理由とは。

最新の依頼は取材のわずか4日前「お金貸して」

タワマンの部屋をSNSに投稿した途端、これまで疎遠だった知人たちから連絡が殺到するようになったAさん。「全然仲良くなかった人たちからたくさん来るようになりますね」と振り返る彼の元には、お金を貸してほしいという依頼が次々と舞い込んだ。

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※実際にAさんが住まわれているタワーマンションの一室(出典:Aさん提供)

最新の依頼は取材のわずか4日前、5月25日のこと。タワマン生活をアピールすることで得られる優越感の裏で、Aさんは思わぬ「副作用」に直面していた。経営者としての成功とタワマン居住というステータスが、周囲の人々の態度を一変させてしまったのだ。

土下座する友人「何でもします」貸した40万円の末路

最も印象的なエピソードは、仲の良かった知人との出来事だ。その人物が仕事で不正を犯し、70〜80万円の賠償金支払いに困窮。土下座しながら「何でもします。必ず返します」と懇願されたAさんは、半額の40万円を貸すことを決断した。

しかし結果は裏切り。連絡を絶たれ、ついにはAさんが相手の自宅まで足を運ぶ事態に。「何してんねん」と問い詰めても、相手は知らぬ存ぜぬの態度。それでもAさんは怒らなかった。「もうそういう人なんやと思いました」期待しないことで心の平静を保つ、独特の処世術を身につけていた。

1,000万円の「人間関係フィルター」

これまでの貸借総額は「1,000万円を超えている」とAさんは明かす。ただし、ほとんどは返済されており、彼にとってお金の貸し借りは単なる経済行為ではない。「20万貸して全然不義理にするような人はこの人とはもう今後付き合うことはないな」つまり、人間関係の真偽を測る「フィルター」として機能している。

全力で返済しようとする姿勢を見せる人とは関係を続け、不義理を働く人とは縁を切る。「この人とはもう今後付き合うことはない」と割り切ることで、仕事などでより深刻なトラブルに巻き込まれるリスクを回避している。お金という分かりやすい指標で相手の本質を見抜く、現実的な人間関係術なのだ。

まとめ

タワマンに住んでSNSに投稿したことで、思いもよらない金銭トラブルに巻き込まれたAさん。

これまでに1,000万円以上を貸し、土下座されても裏切られるという経験を重ねてきた。それでも彼が貸し続けるのは、お金を通じて相手の本性を見抜けるからだ。「返そうとする人とは付き合い続け、不義理をする人とは縁を切る」

シンプルだが効果的なルールで、人間関係を整理している。SNSでステータスを見せびらかすことの副作用として生まれた現代的な問題に、Aさんは独自の対処法を編み出していた。