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【塩野瑛久】「僕にとって挑戦となる役」金曜ナイトドラマ『魔物』今夜放送!見どころや役への思いを語る

  • 2025.4.18

魅惑的で、禁断の恋へと誘う――。俳優・塩野瑛久さんが最新作「魔物」で演じるのは、美しく危うさを帯びたミステリアスな存在。その役に込めた思いと飾らない素顔をのぞかせる。

profile 塩野瑛久
しおの・あきひさ 1995年1月3日生まれ、東京都出身。ドラマ、映画を中心に話題作に多数出演。近年の主な出演作は、ドラマ「無能の鷹」「天狗の台所Season2」「五十嵐夫妻は偽装他人」、映画『チャチャ』『八犬伝』、連続ドラマW「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」など。

日韓合同オリジナル作で挑戦となる役を演じる

2024年は大河ドラマ「光る君へ」で一条天皇を熱演し話題になった塩野瑛久さんが、最新作「魔物」でも魅せる。今作は、野心と実力を兼ねた女性弁護士、あやめが、殺人事件の容疑者である既婚者の男性、凍也と出会い、禁断の愛に落ちていくラブスリラー。塩野さんは、美しく魅惑的だが、“愛=所有”と信じ、妻へのDV疑惑がある凍也を演じる。
 
「禁じられた恋やDV、殺人など、見る人の共感をすぐに得るのは題材としては難しいのかなと思っています。でも、ミステリー要素もあるので、物語を追っていくうちに心情を追いかけ、二人が織りなす世界観に引き込まれ、見続けたくなるような人間味あふれる芝居をしたいと思っています」
 
あやめ役は、麻生久美子さん。初共演の二人が美しくも濃厚なシーンに臨むのも話題の一つで、凍也とあやめのスリリングな関係から目が離せなくなりそうだ。
 
「強烈に惹かれ合う、そんな関係だと思います。僕ら俳優は“なぜそこに至ったのか”と整合性を取りたくなりますが、今回は目と目が合って惹かれ合う瞬間に、理由を求めるよりも、その感覚を大事に身を投じていくのが正解かなと」

日韓共同制作の化学反応が生まれるのが楽しみ

日韓共同制作の完全オリジナルドラマ。そして、昨秋出演の同じ枠のドラマ「無能の鷹」で演じた残念キャラの役とは真逆の、甘くて危険な“怪物”を表現、新たな境地を見せる。
 
「僕にとって挑戦となる役。日韓共同制作というのも、楽しみです。日本らしさも残しつつ、韓国のエッセンスも加わる。そのバランスがどんな化学反応を生むのか。心で通じ合えるパートナーになっていける、という信頼感がすでにあります」


information
テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ「魔物(마물)」

『梨泰院クラス』などの韓国の制作会社SLLとタッグを組んだ日韓共同制作の完全オリジナルドラマ。不倫、DV、セックスなど愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちの歪んだ人間模様を映像美で描く問題作。テレビ朝日系にて2025年4月18日スタート、毎週金曜23時15分放送。※一部地域のぞく

Photograph=Shotaro Yamagoe Styling=Takumi Noshiro
Hair&Make-up=Yusuke Tokita〈ECLAT〉 Text=Miku Sugishima

※InRed2025年5月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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