1. トップ
  2. レシピ
  3. 手軽に食べられる「シリアル」実は朝食に不向き!?管理栄養士が指摘する“懸念点”

手軽に食べられる「シリアル」実は朝食に不向き!?管理栄養士が指摘する“懸念点”

  • 2025.4.13
シリアルは手軽に食べられるのがメリットだけど…
シリアルは手軽に食べられるのがメリットだけど…

時間がないときでも手軽に食べられるのが「シリアル」です。朝食時に食べている人は多いと思います。では、シリアルにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。また、食べる際の注意点はあるのでしょうか。管理栄養士の松田加奈さんに教えていただきました。

カロリーが高め

Q.そもそも、シリアルにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

松田さん「シリアルはトウモロコシや小麦、大麦などの穀物を乾燥させて潰したり、砕いたりして作られており、糖質が多く含まれています。ドライフルーツが入っているグラノーラはビタミンを取ることも可能です。常温保存が可能で、時間がないときでも手軽に食べられるのがシリアルのメリットです。

しかし、シリアルはカロリーが高くて太りやすい食べ物なので、食事というよりもお菓子という感覚ですね。忙しくて食材を買いに行く暇がない人がエネルギー補給のために、豆乳などをかけてご飯茶わん1杯程度を食べるのであれば問題ありません。食べ過ぎには注意しましょう」

Q.シリアルはカロリーが高くて太りやすい食べ物ということですが、なぜなのでしょうか。シリアルのカロリーも含めて教えてください。

松田さん「シリアルは基本的に砂糖が入っていて甘いからです。ノンシュガーの商品を選んだ場合でも、シリアルそのもののカロリーが高いので、あまり変わらないかもしれません。

ご飯茶わん1杯程度のシリアルに牛乳やヨーグルトをかけると500キロカロリーくらいになります。ただ、この量では少ないとおっしゃる人もいて、この量の倍近く食べている人も多いのではないでしょうか。例えば、小さめの丼1杯程度のシリアルに牛乳やヨーグルトをかけた場合は600~700キロカロリーになってしまうため、カロリーオーバーにつながりやすいです。

ダイエットをしていて、朝食をシリアルに置き換えているという人もいるでしょう。しかし、食べ過ぎて太ってしまう人が多いので、毎日、食事をシリアルに置き換えるというのはおすすめできません」

Q.シリアルはどのように食べるのが望ましいのでしょうか。組み合わせた方がよい食材はありますか。

松田さん「先述のようにシリアルを食べるのであれば、摂取量をご飯茶わん1杯程度に抑え、ヨーグルトやリンゴ、イチゴ、パイナップル、キウイなどの生の果物を加えるとバランスが良くなります。しかし、生の果物は値段が高いので、シリアルを食べるたびに加えるのはあまり現実的ではありません。カロリーも高いので、毎日ではなくたまに食べる程度にするのがよいと思います」

* * *

シリアルはとてもカロリーが高い食べ物だということです。食べ過ぎに注意しつつ、できるだけ果物を加えて栄養バランスを整えるとよいですね。

オトナンサー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる