累乗が計算が含まれる場合、どの順序で計算するか覚えているでしょうか。一般的な電卓では累乗の計算ができないので、正しく計算方法を知らなければいけません。
今回は、累乗に関する問題に挑戦してみましょう!
問題
次の計算をしなさい。
(6^2)÷9
※「6^2」は「6の2乗」を表しています。
計算はどの順序ですれば良いのでしょうか。
まずは正しい答えを出せるかどうか、自分自身で計算してみましょう。
解説
今回の問題の答えは「4」です。
また、途中の計算は次のようになります。
(6^2)÷9
=36÷9
=4
累乗の計算を含む場合は、次の順序で計算をします。
(1)累乗の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
つまり、今回の問題では、累乗の「6^2」から計算をしないといけないということになります。
<累乗の計算>
6^2(6の2乗)
=6×6
=36
「6^2=36」という結果が出たので、最後に残った割り算を計算しましょう。
<割り算の計算>
36÷9=4
これで答えを出すことができました。
四則演算の計算順序は小学校で習います。そして、掛け算・割り算よりも累乗を優先しないといけないというルールは、中学校の数学で習ったことを覚えていたでしょうか。間違えないように、今回の問題でしっかりと覚えましょう。
まとめ
計算の順序は、算数・数学の基礎となります。間違えてしまった方は、繰り返し練習をすると良いでしょう。
当メディアでは他にもさまざまな計算問題を出題しています。ぜひチャレンジして計算力を鍛えましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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