一見すると簡単そうな問題でも、正しく計算規則を理解していないと間違えてしまいます。
意外と間違えやすい問題に挑戦し、理解できているか確認をしましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(−8)+(−8)−(−8)÷(−8)
正しい答えを導くことができるでしょうか。
まずは自分自身で計算してみましょう。
解説
今回の問題の答えは「−17」です。
また、途中の計算は次のようになります。
(−8)+(−8)−(−8)÷(−8)
=(−8)+(−8)−(+1)
=(−16)−(+1)
=−17
どのように計算をしたのか詳しく解説します。
まず、計算の順序は割り算から計算することになります。つまり「(−8)÷(−8)」の部分の計算からします。
負の数を含んだ割り算は、符号(プラス・マイナス)と数字を分けて考えることが可能です。
符号:(−)÷(−)=(+)
数字:8÷8=1
したがって、「(−8)÷(−8)=+1」となります。
これで元の計算は「(−8)+(−8)−(+1)」となりました。
次は、足し算と引き算を計算しましょう。ここは左から順に計算します。
(−8)+(−8)−(+1)
=(−16)−(+1)
=(−16)−1
=−17
したがって、今回の問題の答えは「−17」となります。
まとめ
簡単なように見えても、計算式が長くなると間違えてしまうことがあります。
特に負の数が含まれると計算ミスをしてしまいがちなので、それぞれの計算を落ち着いてやっていきましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」