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ネガティブをポジティブに変える秘訣とは? いくつになってもハッピーサイクルで自分らしく生きるコツ【第1回】

  • 2019.5.12

テレビや雑誌など撮影コーディネーターとして、ハワイを拠点に活動し、たくさんのタレントから指名を受けるマキ・コニクソンさん。インスタグラムのフォロワーも多く、そのポジティブなメッセージが大人気です!
どうしたらポジティブに明るく素敵な生き方ができるのか、マキさんの素敵さの秘密を取材しました。

ポジティブな自分が応援してくれる

——マキさんのインスタはポジティブに明るく素敵ですが、その素敵さはどうやったら生まれるんですか?

実は昔いじめられた経験があるんですよ。そのいじめが効いたんだろうね。今の自分があるのは、いじめられたから。やっぱりつらいことがあると人間って良くなりますね。それがあるから今の強さがあるし、みんなにやさしくなれるんだと思う。

——それはどんな経験だったんですか?

ハワイでコーディネーターをはじめて、少し経った時かな。人生で初めていじめられたんです。びっくりしたし、ショックだった。みんなの前で恥をかかせられたしね。そんなことがあると、同じ現場だから、次の日、もちろん仕事行きたくないって思ったの。でもそのとき、2人の自分がいて。1人の自分は「かわいそうあんた。かわいそう」ってどんどん落ち込ませるんですよ。あんなことされて、って。正直、惨めだし、恥ずかしかったから次の日のロケにも行きたくなかった。でもこれで行かなかったら私負けだよなって思ったときに、ポジティブの自分が、「マキ、これをハッピーに。頑張れ。今仕事行かなかったらみんなにも迷惑かかるんだぞ」とか「いなくなったらどうするんだよ」って応援してくれていて。ネガティブの自分とポジティブの自分との話し合いがあったんだよね。

——マキさんはそのことに憤りとか感じられなかったんですか?

いや、すっごくいらつきました。それこそ心の中で「あり得ない」って思ったし、仕返ししてやりたいとも。でもポジティブな自分が強かったんだろうね。それが私を励ましてくれて、「とりあえず行こうよ。また盛り返そうよ、この悔しさをバネに」って、プラスの方に傾けてくれたの。で、切ったんですよね、ネガティブな自分を。

マキ・コニクソンさん

——気持ちを切り替えられたんですね。

そう、何もなかったかのように次の日も行くことができた。いじめた人は当時、ハワイのカリスマ・コーディネーターって言われてる人だったから、仕返しというよりは、「マキ、この人抜こうよ!」って。心の中で闘志がわいてきて、それを自分で目標にして頑張ったんだよね。あの時はつらかったけど、今思うとありがたいもん。そのおかげですごく頑張れたから。

——いやなこともプラスに変換するんですね。

そう、私はポジティブな自分を信じているんです。嫌なことがあってもハッピーな自分なら、いい方に誘導してくれるから。そう思えるようになるとすごくラクで、嫌だと思うことがなくなってきましたね。

——と言いますと?

嫌なことがあるからこそ、それを乗り越えると、すごくいいことがあると思うんです。だからみんなも嫌なことがあっても、あまり悪くとらえずに、成長のチャンスだくらいに思ってほしい。ハッピーな自分、ポジティブな自分と仲良くすれば、うまくいくと思う。

マキ・コニクソンさん

ハッピーサイクルの回し方

——とはいえ、すぐには、マキさんのように嫌なことをいい方にスイッチすることは難しい人も多いと思うんです。その時はどういう風に考えればいいんでしょうか?

人って、自分の中のキャパというか、入れられる量って決まっていると思うの。だから、悪いものを出していいものを入れる、相殺することが大事。

嫌なことはいっぱいありますよね。だけど意識的に、いいものを入れて悪いものを出すの。仲のいい友達と話すとか、素敵な景色を見たり、楽しいことを入れると、嫌なことが勝手に出ていく、それを繰り返すことが、ポジティブをキープするには大切だと思うの。

マキ・コニクソンさん

ピンチをチャンスにする!

——困難やピンチの時はどう乗り越えていけばいいですか?

私は完璧主義なところがあって、想定通りに行くようにいつも準備をしっかりするタイプ。だけど、時々、予期せぬことって起こりますよね。最初はついてないなーと思う。でも、それと同時に今のピンチをどうチャンスに切り替えるかって考えるんだよね。ピンチの時の方が私にとってはいいビジネスチャンスになっていることが多いの。

——でも、切り替えの方法って難しいですよね。

確かに難しい。でも一番最悪な時こそ、その人のキャパが出ると思う。だめだと思ったとき、それをどうハンドリングするか、そこをどうマネージメントするかで、人間が試される。
仕事でヘマしてもドジしても、それをどう自分でハンドリングするかだよね。ダメだって思わないで、ここからの巻き返しが大切なんですよ。それを乗り越えることで、自分の自信にもつながるし、他の人からもああやって乗り越えたのかーってリスペクトをもらえる。だから、立場逆転というか、ピンチがチャンスで腕の見せ所なんですよ。私はその時に燃える、やる気が出るタイプなんだよね。

——確かに、ピンチの時こそ、人のキャパが試されると言いますよね。

人生って山あり谷ありなんだよね。いろんなことがあるのが人生だから、あー、きたかって思って、そのトラブルもエンジョイした方がいいと思う。
エンジョイって言い方はとっても深いんだけど。エンジョイして、どう自分でハンドリングしていくか、それこそ自分との闘い、チャレンジ。
だから、人生ってすべてチャレンジだと思う。もう駄目だってあきらめちゃうと、落ち込んできて負のスパイラルに入っちゃうんですよ。

そういう時こそ、切り替えて、どうしたら切り返せるかな、って考えるの、絶対あるから解決方法が。自分で負のスパイラルからハッピースパイラルに回していくことを意識して、ピンチの状態をどうハンドリングするか、自分をどうコントロールしていくかが大事。

マキ・コニクソンさん

心の中の自分の声と向き合って、なりたい自分を目指してみよう

——自分をどうハンドリングするか、それってできてそうで、難しいですよね。

そうですね、まず前提は、好きな自分でいることですね。自分を好きでいないと自信も出てこないし、逆に自分を好きになったらどんどん自信が出てくる。あと自分の意図とは違うことをしちゃダメなんだよね。自分がしたくないことに同意してみたり、やりたくないことをいいって言ってしまうと、後々、大きく自己嫌悪に陥ってしまう。

——自分を好きになるためにはどうしたらいいですか?

自分を好きになるためには、ちゃんと自分が理想としてる人間に近づかないとね。
自分って自分が一番よく分かってるもの。いつも心の自分としゃべるでしょ。
例えば、自分にしか分からないことない? ダメだって分かってても、心の中で、でも私は絶対やるよね、って思ったり。ちゃんと心と対話して、自分の理想としてることをやると、自分の自信につながっていくんですよ。ちゃんとやり遂げたな、私って。

——なりたい自分に近づくと、自信もついてきますね。

そう、いろいろいいことが連鎖してくる。そうすると、自分のこともどんどん好きになっていく。偉かったね! って心の中の自分が褒める。すると、自分にどんどん自信が出てくる。すごくいいスパイラルが回るって、こういうことなんだと思う。だから、私からのアドバイスは、心の中の自分の声と向き合って、なりたい自分を目指してみよう。きっとポジティブな自分が応援してくれるから。そうすれば、自然とハッピースパイラルが回り出すはずだから、みなさんもやってみて。

 

▼第2回の記事はこちら
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Instagram @makikonikson

Movie Director:Yohei Takahashi(f-me)
Edit:Natsuko Hashimoto(TRILL編集部)

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