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オンライン会議中のお尻アピール、毛づくろいからのソファ舐め…愛猫との面白おかしい日常を愛情たっぷりに描いたコミックエッセイ【書評】

  • 2026.10.20

【漫画】本編を読む

ネコは気まぐれでクールな生き物。そう思っている人ほど、実際に一緒に暮らし始めて見せられるイメージとのギャップに驚くだろう。2026年8月5日発売の『今日もとなりにネコがいる』(山麦まくら/KADOKAWA)は、エキゾチックショートヘアの雌ネコ「ぷんちゃん」と家族の日常をフルカラーで描いた猫マンガである。

著者の山麦まくら氏は、1歳半の娘を育てながら「小さな子どもがいるなかでネコをお迎えするのは難しいかもしれない」と一度は諦めかけたものの、縁があって、ぷんちゃんを家族に迎えることに。そしていざ生活が始まってみると、山麦氏の持っていたクールなネコのイメージが一変する。在宅ワークでオンライン会議をしているときに、そんなことはお構いなしでお尻をアピールしてきたり、毛づくろいのついでに指をペロペロ舐めてくれたと思いきや、そのまま無心でソファをザリザリ舐め続けたり、白目をむいて無防備にくつろいでいたりするなど、愛くるしい姿を目の当たりにする。そんなぷんちゃんが見せる豊かな表情から山麦氏の深い愛情が伝わってくる。

ともに成長していく娘ちゃんとぷんちゃんの関係には胸がキュンとする。小さな頃から遊びもトイレの練習も一緒で、まるで本当のきょうだいのように育っていく1人と1匹。ぷんちゃんがカーテンの陰から尻尾をのぞかせながら一緒にかくれんぼをして遊ぶ姿などには思わず口元がほころんでしまう。

また、子ネコ時代のぷんちゃんを迎えるまでの葛藤などのほか、ぷんちゃんが「ホルネル症候群」という病気になったときのことも描かれ、突然の異変に戸惑い、不安を募らせる家族の姿には、動物を飼っている、または飼ったことのある人は大いに共感するはずだ。

クスッと笑えるお茶目な仕草から、思いがけないトラブルを巻き起こした出来事まで、ネコとの暮らしで発見した喜びや感動が丁寧に描かれているので、ネコ好きの人にはぜひ手に取ってほしい作品だ。そして小さな子どもがいてネコを飼おうか迷っている人は大いに参考になるだろう。

文=坪谷佳保

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