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オタクとヤンキーがダンスで意気投合!? 女子の目を気にしない「男子校」ならではの激アツな日常【書評】

  • 2026.11.8

【漫画】本編を読む

今やかなり一般化された“オタク”という存在。しかし20年ほど前は今よりかなり貴重な存在で、学生時代には肩身が狭い思いをした人も多かったのではないだろうか。しかし男子校となると、ちょっと様子が違ったようで……。男子校生たちのリアルな日常を描く『男子校の生態』(コンテくん/KADOKAWA)では、オタクとヤンキーの意外な交流が描かれる。

著者であり、男子校に通うコンテくんが自宅でご飯を食べていると、当時人気だった男子校を舞台にしたドラマを観た姉が「男子校って楽しそうだねー」と呟く。さらに「男子校のオタクとヤンキーって仲良くなるの?」と聞いてくる姉。姉が通う共学校では、オタクとヤンキーが会話したり、一緒に何かしたりする様子はあまり見かけないという。コンテくんは「『仲が良くなる』というよりも…」と前置きし、「オタクを極めている人はリスペクトされる」と答える。その時のコンテくんの脳内をイラストにしたコマを見る限り、コンテくんの周りには電車オタク、アイドルオタク、ゲームオタクと、多様なオタクがいることがうかがえる。

またコンテくんはオタクとヤンキーが涼宮〇ルヒの話題で盛り上がり、最終的には一緒に文化祭でダンスを披露するに至ったという微笑ましいエピソードを姉に披露。「女子の目を気にしなくていいから、よりディープな我が道を究めてて、それがかっこいい」と級友たちについて語るコンテくんに、姉も「男子校って楽しそうだね」と返すのだった。

実は我が息子も、乳幼児期は鉄道アニメのキャラクターの汽笛の音を聞き分け、今も好きな特撮の放送日は膝の上に公式本を置きながら視聴するオタクぶり。「息子にもこんな風に、人の目を気にせず自分の好きを究められる環境がずっとあったらいいな……」と感じたエピソードだった。

文=原智香

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