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教壇の死角を突く!? 授業中、最前列で堂々と早弁する男子校生の自由すぎる日常【書評】

  • 2026.11.6

【漫画】本編を読む

中学高校という青春の時期を同性のみで過ごす、男子校・女子校。一時は公立の男女別学校を共学化する動きが多くみられたが、中学受験の受験者が増えたことで、近年再び身近なものになった印象がある。元女子校の筆者としては、男女別学校独特の雰囲気というのは確かに存在すると思う。一言で言えば、同性しかいない環境はかなり自由だった。では男子校では、日々どんなやり取りが繰り広げられているのか? そんな男子校に通う人々のリアルな日常を描いたのが『男子校の生態』(コンテくん/KADOKAWA)。著者であるコンテくんが、男子校に中学高校6年間通っていた時の日常をゆるっと描いたエッセイ漫画である。

数学の授業中、教科書を壁代わりに机に立てる生徒。お弁当をそーっと取り出し、卵焼きをモグモグ……。そう、早弁だ。早弁は共学の学校でもあると思うが、この生徒の席、実は1列目の真ん中。いわばセンター最前で堂々と早弁をしているのである。1列目は教壇に立っている先生からは死角。そこに教科書でバリケードを築けば絶対にバレない……! 理論的にはそうだが、堂々とやってのけるのが男子校ならではの自由さであろう。卒業して数十年経った身で考えると、匂いでバレそうな気もする。黙認するという、先生のやさしさもあったのかもしれない。

私が通っていた女子校でも早弁は結構発生していて、特に朝練のある運動部の場合、早弁したのちに学食でお昼も食べていた。休み時間、机におかしを置いてトイレに行ったら勝手に開けて食べられていたこともあるし、授業中、早弁ならぬ早メイク?をしている猛者もいた。

このように、男女別学校の経験者なら「あったあった!」と盛り上がること必至の1冊。共学出身の人は「こんなことほんとにするの!?」と新鮮な驚きに出会えるだろう。

文=原智香

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