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学校の「先生」と同人作家の「先生」…お互いに“先生推し”な2人の尊すぎる攻防戦

  • 2026.10.16
学校の教師が「先生」と慕ってやまないのは、自らの教え子だった!お互いに先生同士な生徒と教師のシチューエション短編「先生×先生」 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)
学校の教師が「先生」と慕ってやまないのは、自らの教え子だった!お互いに先生同士な生徒と教師のシチューエション短編「先生×先生」 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)

学校の補習授業の時間、教室には女子生徒と教師二人きりだった。一見すると先生と教え子以外の何ものでもないお互いの関係だが、実は教師にとってその生徒はかけがえない「先生」その人で――。

矢尾いっちょ(@1203Yao)さんの創作漫画「先生×先生」は、「学校の先生」と「マンガの先生」、異なる“先生”同士の駆け引きが笑える短編作品。教師は教え子が推しの同人作家だと知っていて、なんとか補習を切り上げて創作の時間を確保させたがるが、女子生徒には補習を引き延ばす理由があり……というストーリーで、X(旧:Twitter)上では2.9万件を超えるいいねが寄せられた。そんな同作の舞台裏を作者の矢尾いっちょさんに取材した。

互いに違う立場でリスペクトしあえる関係の行きつく先

「先生×先生」(01) 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)
「先生×先生」(01) 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)
「先生×先生」(02) 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)
「先生×先生」(02) 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)
「先生×先生」(03) 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)
「先生×先生」(03) 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)

「教師が生徒に羨望の眼差しを向けるようなことがあったら、どういうものなんだろう?」作者の矢尾いっちょさんは、学校をテーマにした作品のネタ作りでそんな考えが浮かび、そこから“互いに違う立場でリスペクトしあえる関係の表現”として本作「先生×先生」が生まれたと話してくれた。

登場人物の芦谷さんと深町先生は「どちらも表ではクールなキャラを装い、その裏に大きな情熱を秘めているという共通点がある」と話す矢尾さん。そのためキャラクターの差別化には少々苦労したそうだが、“大人と子供の目線の違い”にフォーカスし、大人の教師と子供の生徒、それぞれの立場からのギャップを描いていったという。

一方で「ただのコメディではなく、少しだけ“先生”という言葉の意味を考えるきっかけになれば」との思いから、シリアスなシーンも挿入されている。「“先生”とは尊敬や救いを求めて相手に使うことが多い言葉であり、一方で言われたほうにはいくらかプレッシャーのかかる言葉だと考えています」と、笑いだけではない視点も含めて本作を描いたことを語る。

本作のような読み切り作品のほか、連載作品も手がける矢尾さんは「続きものの作品では『長期的な話の中で変わっていくキャラクターの変化や成長』、読み切りでは『後先を気にしなくてよい瞬間的で突飛なおもしろさ』など、使える演出が大きく異なると思っています。今後もそれらをなるべく意識して描きわけ、よりたくさんの人に作品を読んでいただきたいです」と話してくれた。

取材協力:矢尾いっちょ(@1203Yao)

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