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「分かってくれない」のモヤモヤをひとりで抱えないためには? 育児中の夫婦がすれ違わないための対策【著者インタビュー】

  • 2026.10.15

【漫画】本編を読む

“いい母親”とは一体どんな人で、“正解の育児”とはどんなものなのだろう。母親になると、そうした疑問が付きまとい、自分自身の在り方が分からなくなる時がある。

『わたし、迷子のお母さん ある日突然、母親するのが苦しくなった』(らっさむ/KADOKAWA)は、母親のリアルな葛藤が詰め込まれた漫画だ。主人公の楓はひとり娘を持つ、ワーキングマザー。キャリアと子どものどちらも大切にしたくて日常を踏ん張っていたが、ある日、心の糸が切れ、自宅へ帰れなくなってしまった。

だが、楓はそれを機に、自分の心が限界であることに気づき、育児との向き合い方を見つめ直していく。

子育て中の女性が抱えるリアルな悩みを落とし込んだ本作に、著者は一体どんな想いを込めたのだろうか。制作秘話や、母親を辞めたくなる前に意識したい心の守り方などをうかがった。

――楓の夫は、自分の妻が育児と家事を両立していることの大変さに気づいていません。そのことで楓たち夫妻の関係には亀裂が生じましたが、そうした夫婦間のすれ違いを防ぐには、どんなことが大切だと思われますか?

らっさむさん(以下、らっさむ):夫婦間のすれ違いは、相手の“一番やってほしいこと”を理解していないことが根本にあると思っています。本来妻が「やってほしい」と願っている需要とズレたことを中途半端にやってしまい、邪険にされてしまうこともありますよね。

でも、夫としてはせっかくやってあげたのに「妻からの感謝がない」という想いを抱いてしまう…。こうして夫婦のすれ違いが生じることもあると思うので、まずは相手の気持ちに寄り添う姿勢が大事だと思います。

――具体的にどうすれば、相手の気持ちに寄り添うことができるでしょうか?

らっさむ:“相手の気持ちに寄り添う”は気持ちを聞くことから始まると思います。聞いて気づいて、2人でそれを言語化しながら、お互いのできること・できないことを棚卸ししていく。そうして、相手にとって一番重要なことや必要なサポートを確認し合っていけたらいいですよね。

例えば、睡眠が何より重要ではない人がメインで夜泣き対応をするとか。

――人によって絶対に譲れないものって違いますもんね。

らっさむ:ただ、その場合は一番重要なこと以外は目を瞑ることも大事だと思っています。優先順位の高いことを守ってくれるなら、お皿の洗い残しや洗濯物の畳み方の違いなどは気になるかもしれないけど優先順位を下げ、折り合いをつけていく必要があると思います。

取材・文=古川諭香

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