1. トップ
  2. エンタメ
  3. 【ネタバレあり】『チュノ』テハとヘウォンはなぜ惹かれ合った?逃亡の中で育った恋、夫婦になるまで

【ネタバレあり】『チュノ』テハとヘウォンはなぜ惹かれ合った?逃亡の中で育った恋、夫婦になるまで

  • 2026.11.4

テレビ東京系列の「韓流プレミア枠」で放送中のドラマ『チュノ~推奴~』(2010年)。物語の大きな軸の一つが、オ・ジホ演じるソン・テハと、イ・ダヘ演じるキム・ヘウォンの関係だ。※この記事には『チュノ~推奴~』の物語に関するネタバレが含まれています。

ヘウォンは、もともとチャン・ヒョク演じるイ・デギルの屋敷に仕えていた奴婢の少女オンニョン。一方のテハは、かつて朝鮮最高の武官として昭顕世子に忠誠を誓っていた人物だ。

身分も生い立ちも違う2人は、なぜ惹かれ合い、やがて夫婦になるのだろうか。

ソン・テハとはどんな人物?

テハは、もともと朝鮮でも屈指の武官だった。昭顕世子に忠誠を誓い、その理想を支えようとしていたが、政治的な陰謀に巻き込まれ、家族や仲間を失ってしまう。さらに身分まで奪われ、訓練院の奴婢へと転落した。

それでも彼の心は折れなかった。亡き昭顕世子の遺志を継ぎ、その幼い息子・ソッキョンを守り抜く。そしていつか世の中を変える。その使命感こそが、テハを動かし続ける原動力だった。

オンニョンはなぜ「キム・ヘウォン」になったのか

一方、ヘウォンはもともと「オンニョン」という名の奴婢だった。デギルとは身分を超えて深く愛し合っていたが、その恋は引き裂かれる。

家門が崩壊した後、兄クンノムが商人として成功し、両班の身分を手に入れたことで、オンニョンも「キム・ヘウォン」という良家の女性として新しい人生を歩むことになった。

ただし、名前と身分が変わっても、心の奥からデギルが消えたわけではない。

やがてヘウォンは望まない結婚を強いられる。しかし祝言の夜、彼女は屋敷から逃げ出した。再び自分の人生を取り戻すためだ。

その逃亡の途中で、運命的に出会うのがソン・テハだった。

逃亡の中で少しずつ惹かれ合う2人最初から2人が恋に落ちたわけではない。テハにはソッキョンを守るという使命があり、ヘウォンにも追手から逃れなければならない事情があった。

(写真=2010 KBS All rights reserved)

ただ、幾度もの危機をともに乗り越えるうちに、2人の距離は少しずつ縮まっていく。テハは、過酷な運命に翻弄されながらも前を向こうとするヘウォンの強さに惹かれていく。

一方のヘウォンも、誠実で、自分を守り抜こうとしてくれるテハに心を開くようになる。2人の関係は、単なる「守る男と守られる女」ではない。どちらも身分と政治によって人生を狂わされ、追われる立場になった者同士だった。

だからこそ、互いの苦しみを理解できた。その共感と信頼が、やがて愛へと変わっていく。

2人は正式に夫婦になる

やがてテハとヘウォンは、志を同じくする仲間たちと合流する。そこで2人は、互いへの気持ちを改めて確認する。そして正式に祝言を挙げ、夫婦となる。

ここは『チュノ』の恋愛関係を考えるうえで重要なポイントだ。ヘウォンがただ「テハを好きになった」というだけではない。彼女は、テハと生きる未来を自ら選んだ。

それは同時に、「オンニョン」として生きていた過去から、「キム・ヘウォン」として新しい人生へ進む選択でもあった。

ただし、これで2人の物語が穏やかに進むわけではない。ヘウォンを長年捜し続けていたデギルが、ついに彼女の前へ現れるからだ。

かつて深く愛し合ったデギル。そして今、夫として生きることを選んだテハ。

後編では、3人の関係がどのような結末へ向かうのか、そしてテハとヘウォンが最後に選ぶ未来を見ていく。

文=森下 薫

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ