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物忘れに悩んだアラ還の著者が提案! 探しものばかりの人生から脱却し、自分の時間を倍化する「人生見える化表」の作り方【書評】

  • 2026.10.13

【漫画】本編を読む

さっきまで持っていた物をどこに置いたか忘れて探し回ったり、過去の記憶をたどるのに思いのほか時間を取られたり、そんな経験は誰でもあるだろう。歳を重ねていくとさらに物忘れがひどくなり、大切な時間をムダに使っている……。そんな悩みをユーモラスに描きながら、目からウロコの解決策を提案してくれるのが、『「人生見える化表」で、時間のムダがなくなりました』(堀内三佳/竹書房)だ。

著者・堀内三佳氏も、探し物に時間を奪われることに悩んでいたひとり。お気に入りのカーディガンをどこにしまったのかが分からなくなり、探し回った挙句、自分の手で捨てていたことすら忘れていた。さらに、長女から「私が英検2級を取ったのっていつだっけ?」と聞かれて言葉に詰まったり、前に住んでいた家の住所や知り合いの子どもの名前を思い出せず年賀状の山をかき分けることになったりと、求める情報に辿り着くまで膨大な時間を費やしていた。こうした状況で還暦を迎え、残された貴重な時間をこのまま「探し物」で終わらせていいのかと一念発起するところから物語が動き出す。

堀内氏は、かつて長女が生まれたときに作り始めた「家族年表」を思い出す。家族の年齢やイベントが1枚の表にまとまったその紙を引っ張り出すと、家族の歴史や、そのときに持っていた展望などがひと目で分かるようになっていた。これをもとにすれば、物忘れを助けてくれるのではないかと考えた堀内氏は、本格的な「人生見える化表」の作成に着手する。

服が迷子になる問題を解決する「2Dで見える化表」や、お金の管理が苦手でも続けられる「底値表」などが順を追って描かれており、すぐに試したくなる「見える化表」が見つかるだろう。

年齢による物忘れももちろんだが、生きていけばいくほど抱えるものは積み重なっていくため、頭の中だけで処理していくことは誰にとっても難しいものだ。これからの自分の時間を有効活用していくために、本書をヒントに、人生を「見える化」してみると、なんとなく抱いていたモヤモヤが晴れていくかもしれない。

文=つぼ子

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