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【テレマガ独占!SNSで大反響の特撮新シリーズ!】「PROJECT R.E.D.」『角醒ハンター オメガホーン』久慈麗人プロデューサー ロングインタビュー【前…

  • 2026.10.29

東映の新特撮シリーズ「PROJECT R.E.D.」第2弾『角醒ハンター オメガホーン』が、今SNSをはじめファンの間で盛り上がりを見せています。

この熱狂の背景には一体何があるのでしょうか?

2026年10月13日、TELEMAGA.netでは『角醒ハンター オメガホーン』を手掛ける東映の久慈麗人プロデューサーに独占インタビューを敢行。

前後編の二回にわたってお届けするロングインタビューの前編では、想定を超える反響への手応え、キャスト陣の熱い『エゴ』のぶつかり合い、オーディション秘話、隠れた裏テーマ「キャプテンシー」に迫ります!!

想定以上のスピードで広がる熱狂──ファンと現場が起こす最高の循環

──『角醒ハンター オメガホーン』への反響、凄まじいですね! SNSでも毎話終わるたびに絶賛の声が増えています。

久慈麗人プロデューサー(以下、久慈):

話題にしていただいていて、本当にありがたいです。

僕の中では正直、もうちょっと時間がかかるかなと思っていたんですよ。

──この熱い盛り上がりを、プロデューサーとしてどのように受け止めていらっしゃいますか?

久慈:

まず一つは「PROJECT R.E.D.」という新シリーズを始めてみて、ファンのみなさんの「新しいものを楽しもう!」「盛り上げたい」と思ってくださっている精神性や熱意の存在の大きさですね。

それから、ようやく2作目に入って「あ、こういうことがやりたかったんだな」「この作品やシリーズの魅力ってこういうことなのかな」というのが、ファンの皆さんに伝わってきたのかなという手応えがあります。

「PROJECT R.E.D.とは、こういうプロジェクトです」と説明はしていましたが、やっぱり実際に映像を見ていただかないと伝わらない部分も多いですからね。

三つ目は、キャストたちと一緒に作っているキャラクターの魅力が「人に話したくなるキャラクターや物語」として見せることができているのかな、と感じています。

cocreco©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社

──視聴者のみなさんも、作品の細部やキャラクターについて語り合っていますよね。

久慈:

そうなんです!ファンのみなさんが盛り上げてくださっている生の反応が、そのまま現場のスタッフやキャストにもダイレクトに伝わってきていて、「今、すごくいい感じじゃない?」「もっとすごいものを見せてやるぞ!」と、現場のモチベーションがどんどん上がってきているんです。非常にいい循環が生まれています。やっぱり生の反応はうれしいですよね。

移動のバスがうるさすぎる!? 現場でキャスト陣が仕掛けてくる『エゴ』のアピール

──撮影現場の雰囲気について、印象的なエピソードはありますか?

久慈:

「仲が良すぎ問題」がひとつありますね(笑)。

キャストの中に「盛り上げたい『エゴ』」みたいなものがある方がいて(笑)

「移動のロケバスがうるさすぎる問題」が一度持ち上がったくらいで(笑)。でもそれにも理由があって、レギュラー陣がゲストの方が置いてけぼりにならないようにしているからなんですよね。

一方で、シリアスなお芝居を控えているキャストがいるときは、年長組がスッと引き締めたりもする。みんなプロフェッショナルでありつつ、根底には「周りを楽しませたい」という強い想いがあるんです。

──まるで作品そのもののような熱気に満ちていますね。

久慈:

僕がたまにロケ現場に行くと、キャストが一人ひとり近寄ってきては「僕、もっとアクションやりたいです!」って、密かに自分の『エゴ』をアピールし始めるんですよ(笑)。

「もっとこういう芝居もできますから、見てもらっていいですか?」って、撮影が進んでなおアピールしてくる。限られた尺の中でいかに自分を見せていくか、先の台本についても自分の見せ場を奪い取ってやろう……ぐらいの、まぁ、役者としてのメンタリティですよね。

やっぱり作品のテーマ(『エゴ』)を受けて選んだキャストたちだからなのかもしれないですけど、現場に行くと「『エゴ』強えな、みんな」みたいな(笑)

でもそれは決して身勝手なものではなくて、お互いを高め合う「気持ちのいい『エゴ』のぶつけ合い」みたいなものがある、いい現場だと思っています。

──座談会などを拝見していても、新人の楢原聖さん(キャプテン・オメガホーン/炎のシャウト役)を周囲のキャストさんが温かく、かつプロとして支えている様子がとても印象的でした。

cocreco©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社

久慈:

そうですね。それぞれ自分のポジショニングや距離感の取り方が上手くて。固定されたバランスではなく、状況に応じてそれぞれ立ち位置を変えながら、ちょうどいいバランスを保って常に動いてくれている。

作品自体も、それぞれのハンターが独自の目標を持って動いていくので、自分のエゴとの距離感も、毎話変わっていくんですよね。キャストはそれを敏感に察して、自分のことだけでなく周囲をしっかり見て動いてくれています。

そして、やっぱり大きいのが、長田光平くん(鉄壁のレイジ役)の存在です。彼は前作(『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』)で半年間、いわゆる座長的なポジションを務めていた経験がありますから。

今回は一歩引いたポジションに回りつつ、極端に干渉はしないけれど「何かあったらいつでも相談に乗るよ」という絶妙なスタンスでいてくれる。

楢原くんはもちろん、国上将大くん(角獣王・炎角役)たちにとっても大きな相談相手になってくれています。イバル連合の大人のキャスト陣も含め、本当に素晴らしいバランスで現場が回っています。

cocreco©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社

「この役は俺がやる!」文字情報を命ある画に変えたオーディション秘話

cocreco©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社

──キャスト陣の熱演が光る本作ですが、オーディションではどのような点を重視して選考されたのでしょうか?

久慈:

オーディションでは監督と相談しながら役のイメージに合う人を選ぶんですが、その時点ではキャラクターの情報は文字情報でしかないんですよね。脚本の冨岡淳広さん、監督、プロデューサーが画として思い浮かべているものも微妙にズレてて、まだフワッとした状態で候補者に会い始めたりする。

そんな中で「自分こそ、このキャラクターに合っているぞ!」と引き寄せるパワーがある人が選ばれているんじゃないかと。選ばれたキャストたちはみんな、「この役は絶対に俺が、私がやるべきだ」と強く思ったと言ってくれていて。

それだけの強い『エゴ』、つまり「これまで積み重ねてきたものを、この役に注ぎ込めば絶対に魅力的にできる」という自信と熱意が、文字情報だったキャラクターを命ある「生きた画」へと変えてくれたんです。

見てくれている視聴者の皆さんたちにもそれが伝わっていると思います。

──特にバッチリハマったキャストや驚きを感じたキャストはいらっしゃいますか?

cocreco©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社

久慈:

ハマったキャストでいうと、イバル連合ですね。イバル連合は当初、年齢感も含めてかなり幅広く探っていました。絶炎角がもうちょっと身長が高いパターンとか、イバルがもっと若いのに偉そうなパターンとか。でもそんな中で「イバルは俺だ!」「絶炎角は俺だ!」と名乗りを上げてくれた田鶴翔吾くん(絶暴のイバル役)小西詠斗くん(絶炎角役)たちが、気持ちよくハマってくれました。

同じくエイルとアルも、オーディションで直接ふたりが一緒に組んでいたわけではなかったのに、撮影に入るまでの間に本当の双子のような説得力を持って仕上げてきてくれたんです。「どうやって仕上げたんだろ!?」と驚かされました。

驚きを感じたキャストだと、主演の楢原くんですね。

彼はほぼ未経験に近い状態でのスタートでしたが「こういう風にやってみて」と伝えたときの振り幅がすごいし、言ったら響く。彼のセンスと努力に、驚かされっぱなしでした。

「じゃあ別パターンで」と言うと「えー!」と言いながらも、こちらの想像を超える表現を返してくる。オーディションの1回目と2回目の間だけでも目に見えて成長していて、監督もワクワクしちゃって。タレント性というか、才能あるなと思いましたね。

──回を追うごとに「エゴルギア」を装填する手つきまでどんどん洗練されて、本当にかっこよくなっていますよね!

久慈:

そうなんですよ! まさにそこなんです。オメガホーンは成長系・覚醒系のヒーローにしたいというねらいがありました。

楢原くん自身もものすごく負けず嫌いで、後から「あのとき、見えていなかった視点があった、ああくっそー、悔しい!」となるタイプなんです。

現場のすべてを吸収して、指先の動きひとつ、目の表情ひとつにまで芝居を込めていく。その成長スピードと「誰にも負けたくない」という姿勢が、シャウトというヒーロー像に合っているんです。気持ちいいですよね。

シャウトというキャラクターが持つ影響力と、現場で起きた熱い化学反応

cocreco©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社

──シャウトは回を追うごとに「全部知りたい、全部手に入れたい」と、いい意味で欲張りになり、情熱をエネルギーに変えていく姿がとても現代的で魅力的です。

久慈:

そう言っていただけると嬉しいです。シャウトは周囲に強い影響を与えるキャラクターですが、同時に「人の視点」や他人の生き方にも深い興味を持てる人物なんですよね。

シャウトが敗北を喫する第7話や第8話のあるシーンを撮った翌日、現場に行ったらイバル役の田鶴くんが「ちょっと、昨日撮ってた楢原と国上の芝居、本当に良かったんで早く見てくださいよ! めちゃめちゃ良かったんですよ!」って興奮気味に言ってきたんです。

キャストだけでなくスタッフからも声が上がっていて。

役者歴で言えばベテランの田鶴くんたちが、新人の成長を讃えつつも焦りにも似た闘争心を刺激されている。

人の視点にも興味を持つ好奇心旺盛なシャウトが声を上げることで、周りの人たちも自分の声を上げやすくなっていく。楢原くんがまさにそれを体現してくれています。

そのヒーロー性を、今後の展開でもぜひ注目してほしいです。

cocreco©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社

「エゴ」、そして隠れたテーマ「キャプテンシー」

──シャウトが良い意味で「エゴ」を出して「声を上げて」います。作品でも「エゴ」という言葉が非常に前向きなエネルギーとして描かれていますね。

久慈:

脚本の冨岡さんとも、「今回はエゴを悪い意味ではなく、肯定的に使おう」と決めていました。

シャウトは自分のエゴを大事にして声を上げる。それと同時に、人の視点や他人のエゴにも耳を傾けることができるキャラクターなんですよね。

一見矛盾しているようですけど、理想を追い求める人間味のある新しいヒーロー像を提示したかったんです。

──ちなみに、久慈プロデューサーの「推しキャラ」を挙げるなら誰になりますか……?

久慈:

立場上、非常に難しい質問ですね(笑)。基本的に全キャラクターに僕自身が「カッコいい」と思える要素を一つずつ注ぎ込んでいるので、全キャラですね!箱推しです!!

ただ、あえて挙げるなら、キャプテン(オメガホーン)、炎角、イバル、そしてレイジの4人ですね。彼らはそれぞれ全く異なる「キャプテンシー」を持っているんです。

──「キャプテンシー」……初めて聞く言葉です。

久慈:

「キャプテンシー」とは、チームや集団を導く統率力、リーダーや指導者のあり方のようなものです。どういうものがこの時代を導くキャプテンシーになるのか、そのヒントを描ければいいなと。

4人の「キャプテンシー」は4人それぞれ独自のもので、全部が正解であり、どれかに集約する必要はない。そして、その4人のキャプテンシーはこの作品の一つの肝。カッコいいだけじゃなく、憧れたくなるようなものにしたかったんです。

脚本の冨岡さんとも「エゴ」と「声」を中心に作っていたところに、僕から「キャプテンシー」という要素を相談しました。

超古代の王がいて、現代の支配者がいて、その時代を変えようとする者がいて……というのがストーリーの軸だとしたら、そこに面白さ、キャラクターの魅力を作っていけないかなと。

ヒーロー名に「キャプテン」と冠しているのにも、そうした想いを込めているので、感じ取っていただけると嬉しいです。

【久慈麗人(くじ・よしと)プロフィール】

東映株式会社所属の映像プロデューサー。1988年生まれ。新時代を切り拓く特撮シリーズ「PROJECT R.E.D.」第1弾『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』に続き、第2弾『角醒ハンター オメガホーン』のプロデュースを手掛ける。

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