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東京都区部の白菜 2020〜25年は12月が9月より安い

  • 2026.10.7

総務省の小売物価統計調査から、東京都区部のはくさい・だいこん・ねぎの1kgあたりの値段を2020年9月〜2026年8月の月別で並べました。はくさいとだいこんは6年とも12月の値が同じ年の9月を下回り、ねぎは6年中5年。2026年8月は白菜338円・大根302円と2021年以降の8月で最も高い一方、9月中旬は3品目とも前年の9月中旬より安い値でした。

鍋に白菜・大根・ねぎをたっぷり入れたくなる季節です。
総務省の小売物価統計調査で、東京都区部の1kgあたりの値段を2020〜2025年の6年分並べると、はくさいとだいこんは6年とも、12月の値段がその年の9月より安くなっていました。ねぎは6年のうち5年です。
一方、2026年8月は、はくさい338円・だいこん302円と、どちらも2021年以降の8月で最も高い値でした。9月に入ってからの値は、上・中・下旬ごとの調査で確かめます。

はくさいは2020〜2025年の6年とも12月が9月より安い

東京都区部のはくさいの1kgあたりの値段(月平均・税込)を、同じ年の9月と12月で比べました。
・2020年 9月345円 → 12月112円(9月の32.5%)
・2021年 9月357円 → 12月129円(9月の36.1%)
・2022年 9月222円 → 12月133円(9月の59.9%)
・2023年 9月259円 → 12月144円(9月の55.6%)
・2024年 9月320円 → 12月211円(9月の65.9%)
・2025年 9月355円 → 12月184円(9月の51.8%)
12月の値は9月の32.5〜65.9%で、下がった額は89〜233円でした。ただ、毎月少しずつ下がったとは限りません。9月から12月まで月ごとに続けて下がったのは2020・2021・2025年の3年で、2022〜2024年は10月の値がいったん9月を上回っています。
1月〜12月の暦の年で見ると、1年で最も安かった月は2021年1月・2022年1月・2023年1月と12月・2024年2月・2025年12月。2021〜2025年の5年とも、12月・1月・2月のどれかでした。

出典 www.stat.go.jp

家庭が買うはくさいの量が月ごとにどう変わるかは、家計調査をもとに、下の関連記事(ダイソー鍋グッズ7選)で紹介しています。

だいこんも6年とも12月が9月より安い 1年の最高は9月が多い

だいこんも、同じ年の9月と12月を比べました(1kgあたり・税込)。
・2020年 9月200円 → 12月114円(9月の57.0%)
・2021年 9月195円 → 12月121円(9月の62.1%)
・2022年 9月258円 → 12月132円(9月の51.2%)
・2023年 9月271円 → 12月151円(9月の55.7%)
・2024年 9月281円 → 12月227円(9月の80.8%)
・2025年 9月294円 → 12月187円(9月の63.6%)
12月の値は9月の51.2〜80.8%、下がった額は54〜126円です。2024年は12月も227円と高めで、9月との差は54円にとどまりました。
暦の年で見ると、2021〜2025年の5年のうち4年は9月が1年で最も高い月でした。残る2022年は8月の262円が最も高く、9月は258円です。1年で最も安い月は、5年のうち4年が12月、2024年だけが1月(163円)でした。

出典 www.stat.go.jp

ねぎは6年中5年 12月に下がらない年もある

ねぎ(白ねぎ)の9月と12月です(1kgあたり・税込)。
・2020年 9月722円 → 12月666円(9月の92.2%)
・2021年 9月735円 → 12月569円(9月の77.4%)
・2022年 9月850円 → 12月621円(9月の73.1%)
・2023年 9月993円 → 12月893円(9月の89.9%)
・2024年 9月912円 → 12月996円(9月の109.2%)
・2025年 9月997円 → 12月883円(9月の88.6%)
12月が9月より安かったのは6年のうち5年で、2024年は12月の996円が9月の912円を上回りました。
1年で最も安い月も、2021年は11月・2022年は4月・2023年は3月・2024年は4月・2025年は6月と年ごとに違います。はくさい・だいこんのように、冬に向けて安くなるそろった形は、この6年のねぎには見られませんでした。

出典 www.stat.go.jp

2026年8月の東京都区部 はくさい・だいこんは6回の8月で最高

2026年の直近の値を、過去の同じ月と比べます。まず月平均が出ている最新の8月です。
・はくさい 338円(2025年8月は282円)
・だいこん 302円(2025年8月は253円)
・ねぎ 877円(2025年8月は997円)
はくさいは前年同月より56円(19.9%)、だいこんは49円(19.4%)高く、2021〜2026年の6回の8月の中でどちらも最も高い値です。ねぎは前年同月より120円安く、2024年8月と同じ877円でした。

9月上旬・中旬は3品目とも8月下旬より安い

生鮮食品の一部は、上旬・中旬・下旬の3回に分けて調べられています。8月下旬から9月中旬までの3回の値です。
・はくさい 8月下旬374円 → 9月上旬310円 → 9月中旬304円
・だいこん 8月下旬311円 → 9月上旬266円 → 9月中旬246円
・ねぎ 8月下旬909円 → 9月上旬865円 → 9月中旬869円
9月中旬を、2021年以降の同じ9月中旬と比べました。
・はくさい 304円:前年の9月中旬より85円(21.9%)安く、6回の中で3番目に低い
・だいこん 246円:前年の9月中旬より47円(16.0%)安く、6回の中で2番目に低い
・ねぎ 869円:前年の9月中旬より134円(13.4%)安く、6回の中で3番目に低い
ニュースで目にする市場の卸売価格とは別の、店頭の小売価格の統計です。9月下旬の値と9月の月平均は、10月分の結果と一緒に10月30日に公表される予定です。この先の値動きは、この統計からはわかりません。ここまでの6年の12月の値も、過去の記録として見てください。

出典 www.stat.go.jp

はくさいは山東菜を除く 3品目とも1kgあたりで上・中・下旬に調査

店頭で調べる野菜にも、統計側で決めた「基本銘柄」という条件と単位があります。はくさい・ねぎ・だいこんは次のとおりです。
・はくさい 山東菜を除く・1kgあたり
・ねぎ 白ねぎ・1kgあたり
・だいこん 細かい条件の記載なし・1kgあたり
3品目とも、上旬・中旬・下旬の3回に分けて調べる品目です。調査日は、上旬が5日、中旬が12日、下旬が22日を含む週の水〜金曜日のうち1日です。
月の値は、この3回の値の平均です。
価格は消費税込みで、7日以内の短期の特売は調べる対象から外れます。数字は東京23区(統計の名前では東京都区部)の店頭で集めた値です。

よくある質問

1kgあたりの値段から、白菜1玉の値段はわかりますか

この統計の白菜の値は1kgあたりで、1玉や1/4カットの値段ではありません。1玉の重さは決まっていないので、この記事では1玉あたりの値段に直していません。重さの表示がある売り場では、表示の重さと値段から1kgあたりに直すと、統計の値と比べやすくなります。

ほかの鍋の具の値段も同じ表で見られますか

この記事で使った表(第2表「主要品目の東京都区部小売価格」)には、ほうれんそう・にんじん・生しいたけ・えのきたけなども、東京都区部の1kgあたりの値段で載っています。e-Statで「小売物価統計調査(動向編)」の月次の表から確かめられます。

まとめ はくさい・だいこんの12月は6年続けて9月を下回った

・東京都区部のはくさいは、2020〜2025年の6年とも12月が9月より安く、12月は9月の32.5〜65.9%
・だいこんも6年とも12月が9月より安い(9月の51.2〜80.8%)。1年の最高は5年中4年が9月
・ねぎは6年中5年。最も安い月は年ごとに違う
・2026年8月ははくさい338円・だいこん302円で6回の8月の最高。9月中旬は3品目とも前年の9月中旬より安い
鍋の具をそろえる前に、上・中・下旬ごとに公表される値で、今年の位置を確かめてみてください。

※総務省「小売物価統計調査(動向編)」の東京都区部の小売価格(1kgあたり・税込)を、月の値は2020年9月〜2026年8月、上・中・下旬の値は2021〜2026年の8・9月について並べ、9月と12月の比や順位をweboo編集部が計算しました(2026年10月7日時点の公表分)。

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