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布団の粗大ごみ代 政令市の中央値は1点300円

  • 2026.10.7

掛け・敷き布団を粗大ごみに出す手数料を、政令指定都市の手数料表で2026年10月6日に確かめました。1点の額は19市で100円〜600円、中央値は300円で、1点に入る枚数は1〜5枚と市で違います。ばね入りマットレスは中央値1,900円。ふだんのごみに出せる条件や、羽毛布団を別に扱う市もまとめています。

冬用の寝具を出すタイミングで、へたった布団やマットレスを買い替える家庭もあるはずです。古いほうを手放すとき、市のごみに出すと手数料はいくらで、何枚まで一度に出せるのか。答えは住んでいる市でかなり変わります。
2026年10月6日、20の政令指定都市の公式サイトで、粗大ごみの手数料表と品目一覧、分別辞典などの品目欄を開き、布団・ばね入りマットレス・羽毛布団の扱いを編集部が1市ずつ書き出しました。金額は各市が表示している額、「」内は各市の表記どおりです。
比べ方は次のとおりです。布団の手数料は、掛け布団・敷き布団を粗大ごみ(大型ごみ・連絡ごみ)に出すときの1点(1組・1束)の額。ばね入りマットレスは、サイズで額が分かれる市では小さいほうの区分の額。真ん中の値(中央値)は編集部の計算です。

布団1点の手数料 19市の真ん中は300円 1点に入る枚数は1〜5枚

布団の欄が粗大ごみの手数料表にあった19市で、1点の額を並べると100円から600円まで開きがあり、中央値は300円でした(静岡市は品目「布団」の区分が可燃ごみのため、比較に入れていません)。
200円以下は札幌市 200円、横浜市 200円、新潟市 100円、大阪市 200円、岡山市 200円。500円以上はさいたま市 550円、川崎市 600円、熊本市 500円です。川崎市の600円は、手数料表で最も長い辺が50cm以上180cm未満の区分に布団が例として挙がっているもので、市は「例示の品目でも大きさ・材質によって処理手数料は異なります。」としています。
もう1つの違いが、1点に何枚まで入るかです。市の書き方をそのまま並べました。
◇1枚:千葉(「1枚につき」)
◇2枚まで:横浜・相模原・名古屋・岡山・北九州・熊本
◇3枚まで:札幌・仙台・浜松・神戸
◇4枚まで:大阪・堺(堺市は「冬用・上下4枚まで」)
◇5枚まで:川崎
◇大きさで決める:福岡(「70×70×140cm以下に束ねたもの」)
◇枚数の記載なし:さいたま・新潟・京都・広島(広島市は「1個につき」)
掛け布団と敷き布団の2枚を1点で出せると書いていたのは13市でした。千葉市は1枚ずつ数えるので、2枚なら780円になります。枚数の記載が無い市は、申し込みのときに何点になるかを受付で確かめてください。
相模原市は令和9年1月以降の申し込み分から手数料が変わり、布団(2枚まで)は400円から430円になります。

出典 weboo.link

自転車などほかの粗大ごみの手数料や、申し込みから出すまでの流れは、政令市の粗大ごみの記事にまとめています。

粗大ごみにしなくてよい市も 袋・たたむ・切るの条件は市ごとに

品目欄を読み比べると、布団をいつもの可燃ごみの日に出せる市もありました。条件の付け方で分けると次のとおりです(区分名は各市の語)。
●品目欄に大きさの条件なしで可燃ごみ:静岡市
品目「布団」の区分は葵区・駿河区・清水区とも可燃ごみで、出し方は「袋に入れるか、ひもでしばり「不用」と表示する」です。大きさの条件は品目欄に書かれていません。
●条件つきでふだんのごみ:10市
◇袋に入るなら:札幌市(「指定ごみ袋に入る場合は「燃やせるごみ」」)、千葉市(区分は可燃ごみで「指定袋に入らない場合は「粗大ごみ」」)、名古屋市(令和8年10月から、粗大ごみの対象は容量45リットルの指定袋に入らないものに。袋に入るものは可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック資源で収集し、袋の口がしっかり結べない場合は粗大ごみ)、神戸市(指定袋に入るふとんは燃えるごみ)、福岡市(区分は燃えるごみ。口が結べない大きさ・袋が破ける重さなら粗大ごみ)、熊本市(燃やすごみの留意点に「布団、じゅうたん、カーテンや綿(わた)入の物で袋に入れて口が結べないものは大型ごみ(有料)。」)
◇たたんで小さくなるなら:横浜市(「畳んで50cm未満のものは燃やすごみへ」)
◇しばって1枚だけなら:さいたま市(もえるごみ。「90㎝未満にしばる」「1回に1枚まで」。2枚以上は粗大ごみ)
◇切るなら:新潟市(「1辺50cm以内に切断すれば「燃やすごみ」」)、浜松市(区分はもえるごみで、出し方は「長さ60cm未満に切り、ひもで縛る(袋不要)」)
新潟市は手数料表の布団の備考で、たたんで指定袋に収まっても粗大ごみにするよう求めていて、切った場合とたたんだ場合で扱いが分かれます。
●子ども用だけ:京都市
京都市は布団を大型ごみとし、燃やすごみに出せるのは子ども用のふとんで、片手で持てる重さでごみ袋が縛れるものに限っています(1回に2袋まで)。
残る8市(仙台・川崎・相模原・大阪・堺・岡山・広島・北九州)は、確認した品目欄で布団を粗大ごみ・大型ごみとし、ふだんのごみに出せる条件は書いていませんでした。相模原市は大きさに関わらず粗大ごみと明記しています。広島市は布団を大型ごみとする一方、品目「ふとんの中綿」は可燃ごみです。
切る・しばる条件がある市でも、長さや袋の大きさは市ごとに違います。手を動かす前に、自分の市の数字を確かめておきましょう。

出典 weboo.link

ばね入りマットレスは中央値1,900円 千葉市は市で収集しない

同じ寝具でも、ばね(スプリング)入りのマットレスは別の品目で、額がぐっと上がります。手数料の額があった18市では500円(新潟)から3,600円(相模原)までで、中央値は1,900円。同じ18市の布団1点の中央値(300円)と比べると、真ん中どうしで約6.3倍です。
ばねの有無で扱いを分けている例です(抜粋)。
◇千葉市:コイルスプリング・ポケットコイル入りのマットレスは「排出禁止物等」で、「購入店、メーカーなどに相談(又は、市が許可を出している処理業者)」。ばねの無いものは粗大ごみ
◇さいたま市:スプリング入りマットレスは「特定適正処理困難物」で2,200円。解体してスプリングだけにしても1品として数える
◇福岡市:「ベッドマットレスのスプリングは、収集や処理の支障となるため、指定袋では収集できません。解体せずに粗大ごみとして出してください。」
◇浜松市:スプリング有りは連絡ごみ1,240円。スポンジ部分を60cm未満に切ってもえるごみ、スプリング部分を連絡ごみ310円に分けて出すこともできる
◇名古屋市:粗大ごみで申し込んだスプリングマットレスを、一部の区では専用の車両で別に収集(収集日は同じ)
相模原市のばね入り(スプリング付き)は、令和9年1月以降の申し込み分から4,600円になります。静岡市はスプリングマットレスを不燃・粗大ごみとしていますが、手数料の額は公式サイトで確認できなかったため比較から外しました。
ばねが入っているか分からないときは、千葉市のように「コイルスプリング又はポケットコイルの有無は製造メーカーにお問い合わせいただくか、カッターなどで切り開いて確認してください。」と案内している市もあります。

出典 weboo.link

羽毛布団を別の品目にしていた7市 切らない・分けるの指示も

羽毛布団を独立した品目として載せていたのは、確認した辞典・冊子の範囲で千葉・相模原・静岡・浜松・名古屋・堺・岡山の7市でした。区分はふつうの布団と同じ市が多いものの、出し方の指示に差があります。
◇浜松市:ほかのふとんは「切って」もえるごみに出せますが、羽毛ふとんは大小問わずもえるごみで「中身が飛散するため、切らないで、長さ60cm未満にひもで固く縛る(袋不要)」
◇岡山市:区分は粗大で「他の布団と分け、ひもで十字に縛る」。金額は粗大ごみ受付センターで確認する品目
◇千葉市:区分は粗大ごみで「可燃ごみの指定袋に入れば「可燃ごみ」」
◇静岡市:ほかの布団と同じく可燃ごみ
◇相模原市・堺市:粗大ごみ(相模原市は「大きさに関わらず」)
◇名古屋市:品目欄は粗大ごみ(令和8年10月からは容量45リットルの指定袋に入らないもの)。別のページで、羽毛(ダウン)が50%以上の布団を市内のリサイクルステーションで買い取って資源化する取り組みを案内
羽毛布団は中身が細かく、切ると飛び散ります。ふつうの布団を切ってよい市でも、羽毛布団まで切ってよいとは限らないので、品目欄を分けて確かめてください。

出典 weboo.link

よくある質問

こたつ布団や毛布も布団と同じ1点に入れられる?

まとめられる範囲も市によります。浜松市は「ふとん類(掛け布団、こたつ布団、敷き布団、毛布)3枚までごとに」、大阪市は「布団・毛布(4枚まで)」、札幌市は布団類(掛・敷布団・電気毛布)3枚まで1組です。一方、京都市は毛布を区役所・支所などで回収する資源物としていて(汚れがひどいものは燃やすごみ)、堺市は「毛布・座布団・夏布団」を冬用の布団と別の品目(5枚まで組み合わせ可)にしています。

ベッドの枠とマットレスは一緒に出せる?

多くの市は手数料表でベッドを「マットレスを除く」と書き、マットレスを別の1点として数えています(札幌・相模原・大阪・堺・神戸・広島・北九州など)。川崎市は逆に「ベッド枠とマットレス(スプリング含む)」を1組として出せる品目に挙げています。

寝具を手放す前に 種類で分けて市の欄を見る

20市を読み比べて分かったことを、出す前の確認順に並べ直します。
◇布団は、ふだんのごみに出せる条件が市の品目欄にあるか(品目欄に大きさの条件が無く可燃ごみなのは静岡市、条件つきは10市)
◇粗大ごみなら、1点に何枚入るか(1枚〜5枚。手数料は19市の中央値で300円)
◇ばね入りマットレスは別の品目(中央値1,900円。千葉市は市で収集しない)
◇羽毛布団は、品目が別にある市では「切らない」「他の布団と分ける」などの指示に従う
額と区分は、編集部が2026年10月6日に各市のページで確かめたものです。改定が予定されている市もあるので、申し込みの前に最新の手数料表を開いてください。

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