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「うちの敷地に落ちた葉っぱを片付けに来い」隣人に呼ばれた私。だが、落ち葉を2つの袋に分けた理由とは

  • 2026.10.8

数センチはみ出していた生け垣

2年ほど前の秋のことです。我が家の庭には細い葉の生け垣があり、隣の家の庭には大きな柿の木が1本立っています。

隣には70代くらいのご夫婦が暮らしていました。

ある日の夕方、インターホンが鳴りました。玄関を開けると、隣の男性が険しい表情で立っています。

「おたくの生け垣、うちのほうにはみ出してるんだけど」

確認すると、確かに枝先がほんの数センチ、境界を越えていました。

「葉っぱもこっちに落ちてくるんだよ。毎日掃くのも大変なんだから」

「気づきませんでした。すみません。すぐに切ります」

私は謝り、その週末に業者を呼びました。

生け垣は境界より内側まできれいに切ってもらいました。

これで済んだと思っていたのですが、数日後。庭で草むしりをしていると、男性が門を開けて入ってきました。

「切ったのはいいけど、落ちた葉っぱがまだ残ってるだろ」

「葉っぱ、ですか?」

「そうだよ。うちの敷地に落ちた葉っぱを、今すぐ自分で片付けに来い」

言い方には驚きましたが、隣同士でこれ以上揉めるのも避けたいと思いました。

私はほうきとゴミ袋を持ち、隣の庭へ向かいました。

落ち葉を拾って気づいたこと

庭にはたくさんの落ち葉がありました。ところが、しゃがんで拾い始めると、そのほとんどが手のひらより大きな柿の葉です。

我が家の生け垣から落ちた細い葉は、ひとつかみほどしかありませんでした。

そこで私は、細い葉を小さな袋へ、柿の葉を大きなゴミ袋へ分けて集めました。

男性は庭先に立ったまま、その様子を見ていました。

掃除を終え、私は2つの袋を男性の前に置きました。

「終わりました。こっちの小さい袋が、うちの生け垣の葉です」

続けて、大きな袋を指しました。

「こちらは、ほとんど柿の葉でした」

男性が袋の中を確認していると、家の中から妻が出てきました。

「あら、それ、うちの柿の葉じゃない。毎年この時期はたくさん落ちるのよ」

そして男性に向かって、不思議そうに聞きました。

「あなた、全部あちらの葉だと思ってたの?」

男性はしばらく袋を見たまま、何も言いませんでした。

私は小さな袋だけを手に取り、大きな袋をその場に残しました。

「うちの葉は片付けました。こちらは、そちらの葉なので置いていきますね」

男性は短くうなずき、大きな袋を持って家へ戻っていきました。

それ以来、男性が落ち葉のことで我が家のインターホンを鳴らすことはありませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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