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「やっぱりこれもいらない」3回も会計をやり直した男性。だが、店長の対応で空気が一変

  • 2026.10.8

会計のたびに変わる注文

仕事帰りの夜9時すぎ、私は弁当を買うためにコンビニへ寄りました。

レジには20代くらいの女性店員がひとり。先頭には40代くらいの男性客がいて、そのすぐ後ろに私、さらに後ろにも4人ほど並んでいました。

男性は一度会計を終えたあと、買ったばかりの缶コーヒーをレジ台に戻しました。

「やっぱり、これいらない」

「かしこまりました。少々お待ちください」

店員はレシートを確認しながら返金の対応をしました。

ところが男性は、そのあと棚からお菓子とパンを持ってきました。

店員が商品をレジに通すと、今度はパンを指さします。

「あ、パンもやっぱりいらない」

店員は「承知しました」と答え、会計をやり直しました。

ようやく終わるかと思ったところで、男性は残ったお菓子までレジ台に押し出しました。

「これもいらない。やり直して」

これで3回目です。店員はそのたびに確認しながら対応していましたが、男性は指でレジ台をたたき、何度も舌打ちをしていました。

そして店員が会計を直している最中、ついに声を荒らげました。

「いつまでかかってんだよ」

店員が顔を上げると、男性はレジ台を手のひらでたたきました。

「遅い。何回待たせるんだ、早くしろよ」

後ろから小さなため息が聞こえました。私も弁当を持ったまま、列から動けません。

「申し訳ございません。もう少々お待ちください」

店員はそう言って、再びレジに目を落としました。

店長が開けた隣のレジ

その声が聞こえたのか、奥から40代くらいの男性の店長が出てきました。

店長は状況を確認すると、隣のレジを開けました。

「お待ちのお客様、こちらへどうぞ」

私を先頭に、後ろの客も次々と隣のレジへ移ります。

そして店長は男性に向かって、落ち着いた声で言いました。

「お客様、商品がお決まりになってから、改めてお会計いたしますね」

男性は一瞬黙り込みました。

さっきまで急かしていたのに、今度は自分だけが元のレジの前に残っています。

周囲の視線に気づいたのか、それ以上怒鳴ることはありませんでした。

その後、男性は会計を済ませると、何も言わずに店を出ていきました。

私の会計が終わるころ、店長は女性店員に小さく声をかけました。

「大丈夫。落ち着いて対応できてたよ」

店員は小さくうなずきました。そして次の客に向き直ると、いつもの声で「お次のお客様、どうぞ」と呼びかけていました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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