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「合成でしょ?」誰もが疑った“回転する女子高生”。23年前、“ありえない”映像でCGだと思われたCMの正体

  • 2026.10.8
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

「燃焼系、燃焼系、アミノ式~」。このフレーズを耳にした瞬間、頭の中でクルクルと回り出す制服姿の女子高生が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

今から23年前の2003年、サントリーの清涼飲料『燃焼系アミノ式』の45秒のCMが、お茶の間の視線を釘付けにしました。「これ、合成でしょ?」と誰もが疑った、あの“超人たち”の映像を振り返ります。

健康ブームの2003年、「燃焼系アミノ式」飲料が登場

2003年は、SMAP『世界に一つだけの花』が街じゅうで流れ、携帯電話で「写メ」を送り合うのが当たり前になり始めた頃。コンビニの棚では、体を意識した健康系飲料が存在感を増していました。

そんな中、2003年2月ごろに登場したのが『燃焼系アミノ式』です。アミノ酸を配合した飲料として、「アミノ酸ブーム」の火付け役のひとつとも言われています。

視聴者を釘付けにした“CGのような”あり得ない映像

CMの舞台は、どこにでもある日常の風景です。制服姿の女子高生が、地面に手をつかずに何度も体を回転させながら進んでいく「回転少女」編。スーツ姿のサラリーマンが、腕の力だけでポールをスルスルと登っていく「上昇サラリーマン」編。家族の行楽風景で突然人が回り出す「くるくるピクニック」編もありました。

そこに重なるのが、商品名を軽やかに連呼するあの音楽。「こんな運動をしなくても」というメッセージと、映像の“ありえなさ”のギャップに、思わず笑ってしまった人も多いはずです。

驚くべきは、これらの映像に合成技術が一切使われていないこと。身体能力の高い出演者が、実際に演じていたのです。演出を手がけたのは、数々のヒットCMで知られるCMディレクターの中島信也さんです。

「これ、CGじゃないの?」当時の反響

放送が始まると、CMが流れるたびに手を止めて画面に見入る人が続出。学校や職場では「あれ、本当にやってるの?」という話題でもちきりになりました。

その評価は、広告業界からも絶大でした。このシリーズは、第43回ACC CMフェスティバルで最高賞の「ACCグランプリ(総務大臣賞)」を受賞。さらに2004年には、CM総合研究所の好感度ランキングで、2位以下に大差をつけて1位に輝いたとされています。

CMソングを手がけたのは、当時電通のCMプランナーだった本間絹子さん。本間さんは後のインタビューで、狙いをこう語っています。

ただ耳に残るだけでなく、思わず口ずさんで元気が出る歌に。その狙いどおり、あのフレーズは多くの人の記憶に刻まれました。

20年以上を経ても、まだ話題になる

商品自体はすでに販売を終えていますが、あのCMは今も話題に上ります。

CMの映像に対し、SNS上には、「この時代のCMはセンスとフレーズとインパクトが凄かった」「センスに溢れてる」など当時のCMのユニークさに触れる声や「当時CGかなんかだと思ってたけど、ほんとにやってるって聞いて度肝抜かれたな」「ガチだってわかって衝撃だった」「全部スタントなしのガチ撮影ってのがすごい」と、AI映像やCGではなくリアルな撮影だった背景について改めて驚く声も寄せられています。

また、2024年11月には、五輪に2大会連続で出場した体操の杉原愛子選手が、制服風の装いで「回転少女」を再現した動画をInstagramに投稿。連続で回転し、最後は笑顔でポーズを決める姿に、SNSでは「なつかしー。笑」「ガチプロがやったらあかん 動きが綺麗すぎる」「見てるだけで目が回る」 などの声が寄せられました。

あの映像が“本物”だったと知ったときの驚きは、20年以上たった今も色あせていないようです。

口ずさめば、あの頃に戻れる

合成なしの“超人たち”と、一度聴いたら離れないあのフレーズ。『燃焼系アミノ式』のCMは、商品が店頭から消えた今も、私たちの記憶の中で回り続けています。

ふとした瞬間に「燃焼系、燃焼系~」と口ずさんでしまったら、それはあの2003年が、ちょっとだけ戻ってきた合図かもしれません。


※記事は執筆時点の情報です

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