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叱りすぎて自己嫌悪…子育てのイライラから抜け出すには? 6,000回以上の親子面談を行ったプロが指南する「叱る」に頼らない子どもとの向き合い方【書評】

  • 2026.9.30

【漫画】本編を読む

今日もまた怒ってしまった……。夜な夜な子どもの寝顔を見ては反省し、罪悪感を募らせる親は少なくないことだろう。『子どもを叱りつける親は失格ですか?』(アベナオミ:著、小川大介:監修/KADOKAWA)は、子育て中に誰もが突き当たる「叱ることへの悩み」に寄り添い、子どもを傷つけず、そして自分が落ち込むことのない、親と子の向き合い方を教えてくれるコミックエッセイだ。

本書の発刊当時、著者・アベナオミ氏は、小学4年生の長男、4歳の次男、1歳の長女を育てる3児のママだった。仕事と家事、そして子育てに追われ、余裕がなくなると感情が爆発してしまい、時には30分以上も子どもを怒り続けるような自分に苦しんでいた。怒った後、「私は親に向いていないのでは」と自分を責めるアベ氏の姿に、自分を重ねる親は多いことだろう。

そんなアベ氏の前に現れるのが、6,000回以上の親子面談を行ってきた教育のプロ・小川大介氏だ。本作では、アベ氏の実体験をもとに、小川氏のコーチングや心理学の知見を交え、親子が笑顔で過ごすためのヒントを説明していく。「叱る」と「褒める」の根底にある共通点や、親が怒りをコントロールできなくなる理由、大人の言葉が子どもに届かない原因などは目からウロコだろう。また、専門的な内容でも難しさはなく、コミックエッセイならではのわかりやすさとテンポの良さも魅力だ。

例えば、「スーパーのお菓子売り場で泣き暴れる」「テレビばかり見ている」「宿題をしていると嘘をつく」といった、子育て中によくあることに対して、親がどのように立ち回り、どう言葉をかければいいのかを解説してくれるので、読んだ直後から実践することができるはずだ。

「怒らない親になる方法」を押しつけることはなく、そして怒った自分を責め続けなくていいと思わせてくれる本作。子育てのイライラや自己嫌悪に悩む人に、親子の新しい向き合い方を提案してくれる作品だ。

文=つぼ子

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