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「子どもなんやから、ちょっとくらいええやん」ホテルのバイキングで鬼ごっこを許す母親たち。だが、スタッフが注意した結果

  • 2026.10.20
「子どもなんやから、ちょっとくらいええやん」ホテルのバイキングで鬼ごっこを許す母親たち。だが、スタッフが注意した結果

料理の台の周りで始まった鬼ごっこ

妻と娘を連れて、ホテルのバイキングに出かけた夜のことです。

隣の大きなテーブルには、ママ友同士の集まりらしい3家族が座っていました。母親たちと、小学生くらいの子どもたちです。

最初は少しにぎやかなくらいで、私も特に気にしていませんでした。

ところが、時間がたつにつれて子どもたちの遊び方が激しくなっていきました。

靴のまま椅子の上に立ったり、大きな声で呼び合ったり。母親たちはおしゃべりに夢中で、注意する様子がありません。

そしてとうとう、子どもたちは料理の台の周りで鬼ごっこを始めたのです。

料理を取っているお客さんのすぐ横を、子どもたちが次々に走り抜けていきます。

そのとき、母親の1人が席に座ったまま声をかけました。

「ケガせんようにね〜」

しかし、子どもたちは走るのをやめません。

料理の台の奥では、スタッフが湯気の立つスープの鍋を運んでいました。もしぶつかったらと思うと、見ているこちらが落ち着きません。

膝の上に娘をのせていると、妻が小声で言いました。

「あの子たち、大丈夫かな。誰かにぶつかったら危ないよね」

私も同じことを考えていました。

周りのお客さんたちも困った顔で母親たちを見ています。

すると、その視線に気づいた母親の1人が、肩をすくめて笑いました。

「子どもなんやから、ちょっとくらいええやん」

「なあ、気にしすぎやわ」

どうやら母親たちは、それほど危ないことだとは思っていないようでした。

スタッフが母親たちに伝えたこと

そのとき、制服姿の男性スタッフが料理の台の奥から歩いてきました。

スタッフは走っていた子どもたちの前でしゃがみ、目の高さを合わせて話しかけました。

「走るのは危ないよ。お席に戻ろうね」

子どもたちは「はーい!」と返事をして、素直に自分たちの席へ戻っていきました。

その様子を見届けたスタッフは、母親たちのテーブルにも声をかけました。

「すみません。こちらでは熱いお料理やお皿を運ぶこともありますので、お子さまが走らないように見ていていただけますか」

すると、先ほど声をかけていた母親が、少し不満そうに答えました。

「声かけてるやん。ケガせんようにって」

スタッフは落ち着いた口調で返しました。

「はい。ただ、実際に走っていらしたので……。危ないですから、お席で過ごせるように見ていただけると助かります」

その言葉に、母親は返事をせず、子どもたちのほうへ目を向けました。

通路をはさんだテーブルのお客さんたちも、静かにうなずいています。

先ほど笑っていた母親は、顔を赤らめて視線をそらしました。

それまでの大きな笑い声は収まり、母親たちは子どもたちの様子を気にするようになりました。

子どもたちも、今度は席に座っておとなしくデザートを食べています。

その姿を見て、ようやく私も安心しました。

すると、膝の上にいた娘が小さな声で言いました。

「お兄さん、かっこいいね」

私は娘の頭をなでながら、思わずうなずきました。

大声で叱るのではなく、危険なことをきちんと伝えたスタッフ。その落ち着いた対応が印象に残っています。

私はようやく、冷めかけたスープに口をつけました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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