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「給料が入ったら返すから」従姉にお金を貸した私。半年後、法事で叔母から聞いた話

  • 2026.9.20

2度目の電話で、お金を貸すことにした

春先の夜、母方の従姉から電話がかかってきました。

子どものころから親しく、親戚の集まりでもよく話す相手です。ただ、その日はいつもより声が沈んでいました。

「あのさ…ちょっと頼みがあるんだけど」

「どうしたの?」

少し黙ったあと、従姉が言いました。

「ごめん。少しだけ、お金を貸してもらえないかな」

突然の話に、私は戸惑いました。

「お金?何かあったの?」

「今月ちょっと厳しくて…。給料が入ったら返すから」

その場では決められず、「少し考えさせて」と伝えて電話を切りました。

二日後、従姉からもう一度電話がありました。

「この前の話なんだけど…やっぱり難しい?」

「まだ迷ってるんだよね」

「そうだよね。急にごめん。でも、給料が入ったらちゃんと返すから」

困っている様子を聞いているうちに、放っておくのも心苦しくなりました。

返してもらう時期を確認し、翌日、お金を渡しました。

「本当に助かった。ありがとう」

「うん。でも、返す日は守ってね」

「わかってる。本当にありがとう」

ところが、約束していた給料日を過ぎても連絡はありませんでした。

一週間ほど待ってから、「返す話、どうなりそう?」とメッセージを送ると、その夜に返事が来ました。

「ごめん。今月はちょっと無理そうで…来月まで待ってもらえない?」

「来月なら返せそう?」

「うん。待ってもらえると助かる」

私はもう一度待つことにしました。

しかし翌月も返済はなく、その次も「もう少し待って」と言われました。その後も返済は延び、気づけば半年がたっていました。

そんなころ、法事で会った叔母から、従姉が家族で旅行へ行ったという話を聞きました。

「この前、家族で旅行してきたみたいよ。家電も新しくしたって言ってたわ」

私は「そうなんだ」としか返せませんでした。

従姉にも事情があるのかもしれません。それでも、半年待ち続けている私には、素直に聞き流せない話でした。

「来月」を繰り返すのをやめた

翌週の休日、前もって連絡をしてから従姉の家へ行きました。

リビングの隅には、まだ新しそうな家電が置かれていました。

食卓で向かい合うと、従姉が先に口を開きました。

「…お金のことだよね」

「うん。今日は、その話をちゃんと決めたくて」

私は、お金を渡した日と最初の返済予定日を書いた紙をテーブルに置きました。

「最初は、給料が入ったら返すって話だったよね」

「……うん」

「もう半年たってるし、これ以上『来月』って延ばすのはやめたいんだ」

従姉は紙を見たまま、小さく「ごめん」と言いました。

「一度に全部じゃなくてもいいよ。毎月いくらなら返せそう?」

「一気には無理だけど……少しずつなら払える」

「じゃあ、無理のない額で決めよう。いつ返ってくるのか分からないまま待つのが、一番困るから」

「うん……本当にごめん」

従姉はしばらく考えたあと、月ごとの返済額と日付を紙に書き込みました。

「来月から、この日に振り込む」

「わかった。この紙、私も写真に撮っておくね」

「うん」

翌月、決めた日の朝に振り込みがありました。

そのあと、「今月の分、入れました。遅くなってごめん」とメッセージが届きました。

私は「確認したよ」と返しました。

それからは、毎月決めた日に少しずつ返済されています。

次の法事で顔を合わせたとき、従姉は少し気まずそうにしながら、「この前はごめんね。残りもちゃんと返すから」と声をかけてきました。

親しい相手だからこそ、お金の話は言い出しにくいものです。それでも、曖昧な約束のまま待ち続けず、返せる方法を具体的に決めることが必要なのだと感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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