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夫「そんなに使うの?計画してよ」自分の給料なのに3万円で生きていた私に、先輩が教えてくれたこと

  • 2026.9.17
SHUFUFU

育休明けに職場へ戻った日、夫はにこやかに言った。「家計管理は俺がやるから、口座の設定だけ変えておくよ」。あのとき、どうして「ありがとう」と答えてしまったんだろう。

「俺がまとめて管理する」──その言葉の裏側

復職してから最初の給料日、夫から「今月分のお小遣い」として現金を渡された。金額は3万円だった。

自分の給料がいくらだったか、わからなかった。
明細は会社のWebシステムで確認できるけれど、なんとなく見るのが怖くて、ずっと開いていなかった。

夫は「生活費・保険・貯蓄、全部俺がちゃんとやってるから」と言っていた。
いろんな場面で管理が得意な人だし、信じていた。——というより、信じることにしていた。

月末の残高、数百円。それでも「私が悪いのかも」

交通費は会社支給だから、3万円は「自分のための出費」に使うお金だということになっていた。

でも実際は、子どもの急な体調不良で薬を買ったり、幼稚園の集金があったり、自分のランチ代やシャンプーを買うのもここから出していた。

月の終わりには残高が数百円になることも珍しくなかった。
「もう少し欲しい」と言うたびに、夫はため息をついた。「そんなに使うの?ちゃんと計画してよ」と。

——私が稼いだお金なのに、なぜ責められているんだろう。

そう思ったりもしたが、「管理が苦手な私が悪いのかも」と打ち消していた。

先輩の「それって、経済的DVって知ってた?」

ある日の昼休み、10歳上の先輩と二人でお弁当を食べていた。
なんとなく、夫が家計を管理していること、自分はお小遣い制であることを話した。お小遣いの使い道に関しても話した。

先輩はしばらく黙ってから、静かに言った。

「それって、経済的DVって呼ばれることがあるの、知ってた?」

知らなかった。
暴力とか怒鳴り声とか、そういうものとは無縁だと思っていたから、「DV」という言葉が自分のことにつながるとは考えたことすらなかった。

先輩はスマホで内閣府のページを見せてくれた。
「配偶者の収入を管理・支配する行為」という一文が目に入った瞬間、なんだか目の前がクラクラした。

「変更できますか」「もちろんです」——たったそれだけだった

家に帰って、子どもを寝かしつけてから、布団の中でスマホを開いた。

ネット銀行のアプリをダウンロードして、自分の名前で口座を作った。
手が少し震えていた。

翌日、会社の総務へ行って、給与振込先の変更手続きを申し出た。
「変更できますか」と聞いたら、「もちろんです」と言われた。ただそれだけだった。

夫には、「自分で管理してみたい」とだけ伝えた。
すごく怒られた。でも、自分のお金を自分で受け取ることは、おかしくない。——先輩の一言が、その確信をくれた。

さいごに

自分の給料なのに、自分で使えない。その状況が「普通」になってしまう怖さが、この話の芯にあると思います。怒鳴られるわけでもないから、気づきにくい。もし「あれ?」と思ったとき、一人で抱え込まずだれかに話してみてください。あなたの周りに、話せる人はいますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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