1. トップ
  2. 空港&ホテルの「フリーWi-Fi」で“やってはいけない操作”とは?専門家が明かすサイバー攻撃のワナ

空港&ホテルの「フリーWi-Fi」で“やってはいけない操作”とは?専門家が明かすサイバー攻撃のワナ

  • 2026.9.18
空港やホテルなどの無料Wi-Fiを使う際の注意点とは?(画像はイメージ)
空港やホテルなどの無料Wi-Fiを使う際の注意点とは?(画像はイメージ)

シルバーウイークや年末年始などの連休中、空港や駅、ホテル、カフェなど人気の旅行スポットは特ににぎわいます。旅行者は経路の確認、宿泊先の予約、デジタルチケットの表示、友人や家族との連絡など、さまざまな場面でスマホを手放せません。

電波が弱い場所やデータ通信量を節約したいときに、無料Wi-Fiは便利ですが、見知らぬネットワークへの接続は、個人情報やアカウントを思わぬリスクにさらすこともあります。

旅行中に公共Wi-Fiで特に注意が必要な理由

移動中はついネットワークの選択がおろそかになりがちです。空港やホテル、カフェの名前を模した偽のWi-Fiアクセスポイントを用意し、利用者が接続するのを待つ手口があります。

サイバーセキュリティーの専門家であり、NordVPN(オランダ)の最高技術責任者を務めるマリユス・ブリエディスさんは「旅行者は急いでいることが多く、見覚えのある名前のWi-Fiをすぐに選んでしまいます。サイバー犯罪者はまさにこの行動を狙っています。偽のアクセスポイントは、誰かが接続するのに十分な時間だけ本物らしく見えればいいのです」と述べています。

安全でないネットワークで実際に起こり得ること

偽のアクセスポイントはオンライン上の行動を監視したり、悪意のあるウェブサイトへ誘導したりするために使われることがあります。メール、ネットバンキング、ショッピングサイトなど、個人情報を含むアカウントへのログインには特に注意が必要です。また、Wi-Fiの自動接続設定がオンになっていると、気付かないうちに見知らぬネットワークに接続してしまうことがあります。

「公共Wi-Fiの危険なところは、誰がネットワークを管理しているか分からない点です。重要なアカウントを確認するだけのつもりでも、接続自体が信頼できなければリスクになり得ます」とブリエディスさんは指摘します。

公共Wi-Fiを使う必要がある場合は?

もし公共Wi-Fiを安全に使いたい場合、接続前に、ホテルやカフェ、空港などのスタッフに公式のネットワーク名を確認することをおすすめします。名前だけで判断するのではなく、必ず公式情報と照合しましょう。

また、Wi-Fiの自動接続やファイル共有機能はオフにしておき、デバイスのOSやアプリは最新の状態に保ちましょう。可能な限り、公共Wi-Fi上での機密情報の入力は避けてください。

どうしても公共Wi-Fiを使う必要がある場合は、信頼できるVPNの利用が有効です。VPNはデバイスとVPNサーバー間の通信を暗号化し、見知らぬネットワーク上での保護を強化します。

「公共Wi-Fiを使わなければならない場面では、信頼できるVPNが手軽に保護を加える方法のひとつです。ネットワークを自分でコントロールできない状況では、通信を暗号化することが特に有効です」とブリエディスさんは指摘します。

機密性の高い操作は安全な接続で

ネットバンキング、決済、証券口座などの操作は、可能であれば公共Wi-Fiを避け、モバイルデータ通信を使うようにしましょう。公共Wi-Fiの利用後は、ネットワークから切断し、再接続の必要がなければ「このネットワークを削除」を選んでおくと安心です。

「地図の確認やニュースを読む程度であれば無料Wi-Fiで十分ですが、重要なアカウントにはより安全な接続を使うべきです。お金や大切な個人情報が関わる場面では、モバイルデータ通信または適切に保護された接続の方が安全な選択です」とブリエディスさんは強調します。

旅先でも安心してインターネットを使うために、つながる前にひと手間かける習慣を持っておくことが大切です。

オトナンサー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ