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マウント女子を結果的に翻弄する、スルー力高め女子。ふたりの会話劇は必見!【著者インタビュー】

  • 2026.9.16

【漫画】本編を読む

仕事も恋愛も、何もかも自分が一番じゃないと気が済まない! 社内で自分が一番可愛い、誰よりもモテていると思っている女性社員・桑野真由香。そんな自分の天下だと思っていた社内に、育休から復帰してきた雪平まゆが現れる。男性社員とも顧客とも仲が良く、細かい気配りで仕事もできる雪平は桑野のマウントも華麗にスルー。そんな雪平が気に入らない桑野は、どうにかして雪平を陥れようとするものの……。

そんな残念なマウント女子・桑野を主人公にした物語『今日もワタシが一番カワイイ 残念マウント女子MAYU』(白金ゆい/KADOKAWA)。桑野のモデルとなった人物についてから、人はなぜマウントを取るのか、取られて不快になるのかという話まで。著者である白金ゆいさんにさまざまなお話を伺った。

――作中、雪平がグラスの下に敷くコースターを忘れてお客さまに飲み物を出してしまったとき、桑野があえて指摘せず、後から持って行くことで自分の好感度を上げようとするシーンがあります。その後雪平から「気づいていたなら言ってくれればよかったのに」と面と向かって言われて、普段のキャラも忘れて雪平にマジギレしてしまう……。雪平の表裏のない態度が、桑野の調子を狂わせていきますよね。

白金ゆいさん(以下、白金):ここは担当編集さんとかなり細かく話し合いました。例えば、雪平が「コースターがないことにいつ気づいたの?」と聞くのか、「コースターがないことに気づいたの?」と聞くのか。“いつ”の一言を入れるだけで、雪平が桑野の行動を全部見抜いた上で揺さぶりをかけるような、計算高い人物に見えてしまう。どんな言葉を使うか慎重に考えたシーンです。

――雪平には反撃をしているつもりがないからこそ、桑野が勝手に焦ってしまうんですよね。

白金:そうなんです。桑野からすると、「自分の計算や意地悪は全部この人にバレているんじゃないか」という焦りが生まれる。その不安が、少しずつ桑野のペースを崩していくんです。

――雪平にもモデルとなった人物がいるのでしょうか。

白金:参考にした人はいます。でももともとは雪平を主人公に物語を考えていて、そのときはとにかく普通の人ならこう思うだろうなというツッコミを入れていく構成を考えていました。途中で桑野を主人公にすることになって、結果何を考えているかわからない存在になっていきましたね。最終的にはスルー力の高い、ひょうひょうとした理想のキャラクターとして描くことができました。

取材・文=原智香

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