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【具材はたった2つだけ】みょうがとおかかをどっさりのせたクイックちらし寿司は、締めのつもりがまた飲めちゃう!?

  • 2026.9.14

たっぷりのせたみょうがにおかかを合わせたちらし寿司は、飲んだ後の締めにうってつけの一品! 休日のランチにパスタをつくるような手軽さで、ちらし寿司をもっと身近に、もっと楽しく味わおうというこの連載。第25回は「みょうがとおかかのちらし寿司」を、マイマイ先生こと料理家の真藤舞衣子さんに教わりました。

【具材はたった2つだけ】みょうがとおかかをどっさりのせたクイックちらし寿司は、締めのつもりがまた飲めちゃう!?

家飲みの時間を楽しく過ごして、さあそろそろ締めようかなという頃あい。居酒屋ならば焼きおにぎりなんかを注文するところだけど、言うまでもなくここは自宅である。締めの一品も自分でつくるわけで。だったら、どこでも食べられるようなありきたりなものではなく、だけど、つくるのは極めて簡単な料理が食べたい。マイマイ先生、そんな気分を満たしてくれる締めの一品を教えてもらえませんか?

「それはもう、『みょうがとおかかのちらし寿司』一択でしょう! あらかじめ炊いておいたご飯に市販の寿司酢をサッとまぶして、そこにおかかと輪切りにしたみょうがをこれでもか! というぐらいたっぷりのせます。ほら、めちゃくちゃ簡単でしょ? しかも、これがまあ美味しいのよ」(真藤さん)

たしかにちらし寿司としては超簡単だけど、白飯におかかとみょうがをのせて食べるほうがもっと簡単なような……。いや、それでもマイマイ先生がここまで激推しするんだから、ちらし寿司にするだけの理由がきっとあるのだ。早速つくってみよう。

■みょうがとおかかのちらし寿司


◇材料 (2人分)

みょうが:3本
かつお節:5g
醤油:小さじ2
炒り胡麻:少々
★ 寿司飯:
・ 米:1合
・ 昆布:5g(乾燥)
・ 水:180ml(米と同量が目安)
・ 寿司酢:大さじ1.5(*)


*市販の調味済み寿司酢を使用。真藤さんは甘さ控えめの飯尾醸造「富士手巻き寿司酢」を使っている。

(1)寿司飯をつくる
水、昆布を入れて1時間ほど吸水させた米を炊く。

深めの大皿や大きめのボウルに炊き上がったご飯を移す。ご飯に寿司酢をまんべんなくかけて、団扇などで軽く扇ぎながらしゃもじで切るようにご飯をほぐしていく。粘りが出てしまうので、混ぜ返さないようにするのがポイント。湯気が落ち着いたら扇ぐのを止める。

*寿司飯についてさらに詳しい解説は、こちらをチェック

(2)具材の下ごしらえをする
みょうがは輪切りにする。ボウルにかつお節、醤油を入れてよく和える。

具材の下ごしらえをする
具材の下ごしらえをする

(3)皿に盛りつけて仕上げる
皿に寿司飯を広げ、醤油で和えたかつお節を全体に敷く。みょうがをたっぷりのせ、最後に炒り胡麻をふる。

皿に盛り付けて仕上げる
皿に盛り付けて仕上げる

おかかの上にどっさりとのったみょうが。なんとも潔いルックスに、呑んべえの心は躍る。大きな口を開けて頬張れば、シャキシャキした食感のみょうがの爽やかな香りと醤油の香ばしさ、かつお節の旨味が広がる。

ここまではわりと想像通りではあるのだが、ガラリと印象を変えるのが寿司飯の存在だ。酢飯が纏うまろやかな酸味とコクが全体の味わいをグンと底上げしていて、さらに米本来の美味しさをも粒立てる。最後にふりかけた炒り胡麻も、実にいい仕事ぶり。普通のおかかご飯よりも食べるよりも軽やかで、ついつい箸が進んでしまうのだ。ここに残った熱燗の燗冷ましなんかをグイッと飲んだら、あまりの相性の良さに蕩けてしまう。

「あ、そうそう! 途中で好みでわさびを添えて食べてみても美味しいですよ」(真藤さん)

言われるがままにわさびをちょこんとのせて食べれば、鮮烈な辛味で胃袋と肝臓が活発化して、また酒が進んでしまいそうだ。「すみませーん、熱燗おかわり!」……って、ここは居酒屋じゃなく自宅だった。締めたつもりがもう一杯欲しくなる、罪つくりなちらし寿司。飲んだ後の締めの定番として、今すぐ全国の居酒屋の品書きに加えてほしい!

「みょうがって1本だけ残ることがあるでしょ? そんな時はご飯1膳分に寿司酢を小さじ1程度かけてさっくり混ぜたら、刻んだみょうがにかつお節1パック、醤油、仕上げに炒りごまをかけて……と、1人分から簡単につくれますよ。お家で一人飲みする時にも、ぜひ試してみてくださいね」(真藤さん)

完成
完成

――教える人

「真藤舞衣子 発酵研究・料理家」

東京生まれ。会社勤務を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『サバの味噌煮は、ワインがすすむ』(小泉武夫氏と共著、日経BP)、『つくりおき発酵野菜のアレンジごはん』(主婦と生活社)がある。


文:宮内 健 写真:伊藤徹也

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