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「ほんと、落ち着きがない子だね」3歳の息子にため息をついた義母。だが、私が思わず口にした一言

  • 2026.9.13

正月の座敷で、息子の声だけが響いていた

正月に義実家へ行ったときのことです。

3歳になったばかりの息子は、親戚が集まるにぎやかな雰囲気が楽しかったようで、朝からずっと興奮していました。

座敷に並んだ料理を見ては、次々に指をさします。

「ママ、これなに?」

「黒豆だよ」

「こっちは?」

「かまぼこ。ほら、もう少し小さい声でね」

「はーい」

返事だけは立派なのですが、少したつとまた声が大きくなります。

私もそのたびに息子のそばへ行き、「おうちじゃないからね」「走らないよ」と何度も注意していました。

それでも、みんなが座卓を囲んだころには、息子の興奮はまだ収まりません。

突然両手を広げ、飛行機のまねをしながら声を上げました。

「ブーン!」

すると、向かいに座っていた義母が顔をしかめました。

「もう、さっきからずっと騒いで。ほんと、落ち着きがない子だね」

私は思わず義母の顔を見ました。

確かに息子はうるさかったと思います。何度注意しても静かにならず、義母が疲れていたのも分かりました。

だから、その場では何も言えませんでした。

「すみません。ほら、こっちにおいで」

息子を私のそばに座らせます。

ところが少しして、息子がまた料理を指さして声を上げると、義母がため息をつきました。

「もう…ほんと、落ち着きがない子だね」

今度は、息子も義母の顔を見ました。

さっきまで楽しそうだった表情が消え、黙って私の腕にくっついてきたのです。

注意することと、決めつけることは違うと思った

私は息子の背中をなでながら、少し迷いました。

義母に言い返したいわけではありません。

息子が騒いでいたことについては、私も申し訳ないと思っていました。

それでも、同じ言葉を繰り返されるのは嫌でした。

私は義母のほうを見ました。

「お義母さん、すみません。騒がしくしてるのは私からちゃんと言います」

義母は「うん」とだけ返しました。

私は続けました。

「でも、“落ち着きがない子”って何度も言うのは、やめてもらえませんか」

義母が少し驚いた顔をしました。

「だって、実際じっとしてないでしょう」

「そうなんですけど…まだ3歳ですし、本人の前でそう決めつけるように言われるのは、ちょっとつらいです」

自分でも思ったより小さな声になりました。

少し沈黙したあと、それまで黙っていた夫も義母を見ました。

「母さん、騒がしいのは俺たちも気をつけるよ。でも、その言い方はもういいんじゃない」

義母はすぐには何も言いませんでした。

やがて息子のほうをちらりと見て、

「……分かったよ」

と短く答えました。

その場が急に和やかになったわけではありません。しばらくは少し気まずい空気も残っていました。

それでも、息子が黒豆を指さして、今度は小さな声で「これ食べていい?」と聞くと、義母は小皿を息子の前へ寄せました。

「いいよ。ゆっくり食べな」

息子は私の顔を見てから、黒豆をひとつ口に入れました。

それ以来、義母が息子に同じ言い方をすることはありません。

もちろん、周りに迷惑をかけたときは私もきちんと注意します。ただ、行動を注意することと、その子自身を決めつけることは別なのだと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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