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「え、1万円違わない?」義兄から言われた旅行の部屋代。だが、夫が予約画面を見比べて確認した結果

  • 2026.9.12

帰りの車で伝えられた、部屋代

夫の兄夫婦と4人で、日帰りの旅行に出かけた日のことです。

昼のあいだだけ部屋を借りられる宿で、予約は義兄がまとめて取ってくれていました。費用はそれぞれの家で負担する約束です。

帰りの車が高速に乗ったころ、助手席の義兄がこちらを振り返りました。

「あ、そうだ。部屋代なんだけど、俺がまとめて払っといたから。あとで振り込んでもらっていい?」

「うん、ありがとう。いくらだった?」

義兄から聞いた金額を、私はスマートフォンのメモに残しました。

家に着いて荷物を片づけているとき、ふと気になって、出発前に調べていた宿の予約画面を開きました。

表示されていた金額と、義兄から聞いた金額を見比べます。

「……あれ?」

もう一度数字を確認しましたが、やはり1万円違います。

食事代は現地でそれぞれ払っています。駐車場代も別に渡していました。

私は居間にいた夫のところへスマートフォンを持っていきました。

「ねえ、ちょっとこれ見て。え、1万円違わない?」

「ん?どれ?」

夫も画面を見比べ、眉を寄せました。

「ほんとだ。でも、兄貴が予約したときは金額が違った可能性もあるよな」

「そうだよね。だから、いきなり間違ってるって言うのも嫌で…」

「うん。とりあえず確認だけしてみるよ」

夫が送ったのは、責める言葉ではなかった

夫は、私が見ていた予約画面を画像に残しました。

そして義兄に短いメッセージを送ります。

「今日言ってた部屋代なんだけど、こっちで見てた金額と1万円違うみたい。何か別料金が入ってる?一応、予約の明細だけ確認してもらえる?」

送信したあと、私は少し落ち着きませんでした。

「こんなこと聞いて、細かいって思われないかな」

夫はスマートフォンをテーブルに置きました。

「1万円だからなあ。分からないまま払うより、一回聞いたほうがお互い楽じゃない?」

その日のうちに返事はありませんでした。

翌日の夜、夫のスマートフォンに義兄から電話がかかってきました。

「昨日のやつ、今ちゃんと見直した」

義兄の声は、いつもより少し小さく聞こえました。

「ごめん。俺が金額打つときに間違えてた。そっちが見てた金額で合ってる」

夫は責めることなく、「やっぱりそうだったんだ」と返しました。

「悪かったな。確認してくれて助かった。危うくそのままもらうところだった」

「いや、分かればいいよ。じゃあ正しい金額のほう振り込むね」

電話の向こうから、義姉の声も聞こえてきました。

「私もそんな金額だって知らなかったよ。ちゃんと確認しなよ」

「今してるって」

そのやり取りに、夫も私も思わず少し笑ってしまいました。

翌朝、夫は確認した金額だけを義兄へ振り込みました。

次に4人で出かけたのは、その年の秋です。

宿を出る前、義兄がスマートフォンをこちらに向けてきました。

「はい、今回は先に見て。これが部屋代で、こっちがうちの分。合ってるよな?」

夫が笑いながら、「ずいぶん慎重になったな」と言うと、義兄は少し気まずそうに画面を閉じました。

「もう間違えたくないんだよ」

その横で義姉が笑います。

「あれから家でも、何でも『これ合ってる?』って見せてくるのよ」

たった一度の計算違いでしたが、お金のことだからこそ、曖昧なままにしなくてよかったと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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