1. トップ
  2. 【夏バテ&残暑バテ予防】サクランボ・スイカ・モモ・パイナップルの栄養を比較 !知っておきたい《甘みを引き出す食べ方》栄養士が解説

【夏バテ&残暑バテ予防】サクランボ・スイカ・モモ・パイナップルの栄養を比較 !知っておきたい《甘みを引き出す食べ方》栄養士が解説

  • 2026.9.10

疲労回復・熱中症対策など目的別おすすめフルーツ

夏の疲れ、残暑バテに「フルーツ」がピッタリ!
夏の疲れ、残暑バテに「フルーツ」がピッタリ!

厳しい残暑が続き、食欲が落ちて何も口にしたくなくなる日がありますよね。そんなときは、果物を手に取ってみてはいかがでしょうか。エネルギーとなる糖分や汗と一緒に失われるミネラルを手軽に補給できます。

疲れたときや運動後におすすめなのは「パイナップル」と「サクランボ」です。パイナップルには糖質の代謝を助け、疲労回復を促すビタミンB1が多く含まれます。ビタミンB1は水溶性で加熱に弱いため、生で食べることで栄養を逃さず補給できます。サクランボは、疲労物質の乳酸の分解を促すアスパラギン酸が豊富で、果物の中でトップクラスの含有量を誇ります。

熱中症対策には「スイカ」と「モモ」が適しています。約9割が水分のスイカは、汗で失われるカリウムなどのミネラルや適度な糖分もバランス良く含まれます。少量の塩をふって食べるとナトリウム補給にもなり、スポーツドリンクのような効果も期待できます。モモもカリウムを豊富に含み、皮の近くのポリフェノールが夏の疲労蓄積を和らげます。

夏の紫外線と夏風邪の対策には、「スイカ」と「パイナップル」が活躍します。スイカの赤い果肉には抗酸化作用のあるリコピンとβ-カロテンが含まれ、紫外線による肌ダメージを軽減します。パイナップルはビタミンCが多く、肌のバリア機能を高めるグルコシルセラミドも近年注目を集めています。

さらに、胃腸の働きをサポートしたい時は、たんぱく質分解酵素を含む「パイナップル」や、食物繊維のペクチンが豊富で“腸の夏バテ”を防ぐ「モモ」がおすすめです。

さらにおいしく! 選び方と「甘みアップ」の裏技

ここからは、それぞれのフルーツの甘みを引き出す選び方やひと手間を紹介します。

「サクランボ」は追熟しないため、果皮にハリとツヤがあるものを選びましょう。長く冷蔵庫に入れると甘みを感じにくくなるため、食べる2時間前に冷やすのがベストです。食べる直前に1%濃度の食塩水に5分程度つけ置きすると甘みが際立ちます。

「スイカ」は、丸ごとならシマ模様がハッキリしていてツルの付け根がくぼんでいるもの、カットなら果肉の色にムラがないものが甘めです。甘みが強いのは中央部のため、中心から放射状に切り分けると甘い部分を均等に分けられます。

「モモ」は追熟する果物です。まだ固さがあるものはクーラーの冷気が直接あたらない場所で新聞紙などに包み、追熟させましょう。冷やしすぎると甘みが落ちるため、食べる直前に氷水で冷やすのがおすすめです。糖度が高いのはお尻側のため、縦方向にクシ形に切り、軸側からお尻側へ向かって食べると甘い余韻が残ります。

「パイナップル」は、丸ごと買う場合は全体が黄色くなっている食べごろを選びましょう。葉を下にして新聞紙に包み、逆立ち状態で保存すると、お尻側に偏っていた甘い果汁が全体に行き渡りやすくなります。切る時は輪切りよりも縦切りがおすすめです。

食欲のない残暑はフルーツを味方に

ほかにも、パパイヤ、マンゴー、バナナなどの熱帯生まれのフルーツにも、ビタミンCやカリウムなどのミネラル、適度な糖分、食物繊維など、暑さを乗り切るための栄養が詰まっています。

厳しい残暑で食欲が落ちやすいときは、夏の果物の栄養に助けてもらい、元気を回復させてくださいね。

(野村ゆき)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ