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450万円で買ったレクサスNX、7年乗って売却した結果…9年落ちで付いた“意外な査定額”に驚愕

  • 2026.9.29
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

行政書士として働く知人の男性(43歳)・Aさんから話を伺いました。高級車は見栄でお金の無駄だと考えていた彼が、なぜレクサスを3台も乗り継ぐことになったのでしょうか。

Aさんが約450万円で購入した中古のNXを約7年後に売却した際、約240万円という査定額がついた体験が、彼の価値観を大きく変えることになります。Aさんから聞いた、購入価格だけではないクルマの価値に気づくまでのリアルなエピソードをご紹介します。

高級車は見栄だと考えていた男性が初めて選んだIS

クルマは単なる移動手段であり、高級車に高いお金を払うのは見栄でしかないと、Aさんは以前考えていたそうです。当時の彼にとって、輸入高級車は少し威圧的であり、自分が積極的に乗りたい存在ではなかったといいます。

しかし、会社で役職が上がり始めた頃、少し心境の変化があったそうです。都会的で洗練されたデザインを持ち、スポーティーなセダンでありながらハイブリッドモデルであるISに惹かれ始めたのです。輸入車とは違うスマートさにも魅力を感じ、レクサス認定中古車にて約300万円で購入しました。中古車でも状態や保証に安心感があり、点検などのプログラムが充実していたことも後押しになりました。

その後、お子さんが生まれるタイミングで、家族で使いやすいSUVへの乗り換えを検討した際、Aさんに最初の転機が訪れます。数年間乗ったISの査定額が、約150万円になったとのことです。中古で買って数年乗ったにもかかわらず、まだ十分な価値が残ることに驚き、ここで初めてレクサスは売る時にも価値が残るのかもしれないと意識し始めたといいます。

子どもの誕生でNXへ乗り換え、9年落ちで付いた意外な査定額

お子さんの誕生を機に、Aさんは家族のライフスタイルに合わせたクルマ選びへとシフトしていきました。リセールの良さを意識し始めていたものの、それ以上に重視したのは、後席の使いやすさやトランクの広さでした。ベビーカーや大きな育児用品を積んでも問題なく、首都圏でも大きすぎず運転しやすいという実用面から、約2年落ちの初代NXを約450万円で購入したといいます。

平日は近隣へ数km程度移動するくらいで、主に土日に家族でお出かけに使用し、年間走行距離はおおむね3,000〜5,000km程度でした。この初代NXを約7年間大切に所有し、初度登録から約9年が経過した2023年に売却することになります。

その際、約240万円という査定額が提示されたそうです。この数字を聞いた時の驚きは、今でも鮮明に覚えていると語ってくれました。いくら状態が良かったとはいえ、初度登録から9年も経過したクルマにこれほどの値段がつくとは、Aさん自身も全く想像していなかったようです。

7年間の値落ち分は月約2万5,000円だったという気づき

この出来事は、Aさんのクルマに対する価値観を根本から変えるきっかけとなりました。

約450万円で購入した初代NXを約240万円で売却したということは、単純計算で、7年間で失った車両価値は約210万円となります。これを7年間、つまり84か月で割ると、月約2万5,000円という計算になります。

もちろん、この金額には自動車税や任意保険、燃料代、車検代、消耗品代などの維持費は含まれていません。すべてを合わせれば相応の金額にはなります。しかし、車両価格の値落ち分だけを見ると月約2万5,000円だったという事実は、Aさんにとって大きな衝撃でした。

ここでAさんは、「数百万円するクルマだから高いと、購入価格だけで判断するのは違うのではないか」という考えに至ったそうです。行政書士という職業柄、数字を冷静に分析した結果なのかもしれませんが、コンパクトカーであっても、購入額と売却額の差を考えれば、車両価格の実質的な負担は月数万円になることも少なくありません。それならば、リセールの良い高級車を選んでも、思っているほど実際の負担差は大きくないのかもしれないと、Aさん自身が実感するようになったと教えてくれました。

700万円弱の新車NXへ乗り換えた現実的な理由

初代NXの売却代金約240万円を次の購入資金に回し、Aさんは現在、新車の新型NXに乗っています。

当時の車両本体価格は約620万円であり、諸費用やオプションを含めた購入総額は約700万円弱になったそうです。追加で現金を出したのは諸費用の端数程度で、残額については、住宅ローンと同じネット銀行のマイカーローンを利用しているといいます。

残価設定ローンという選択肢もありますが、走行距離や車両状態、売却タイミングなどを気にする必要があり、自分の好きな時期に売却できる銀行ローンの方が自身の条件に合っていると判断したそうです。ちなみに、Aさんがリセールや金利まで細かく考えてこのクルマを購入した一方で、ご家族はクルマにほとんど興味がなく、購入前の相談も特にしていなかったそうです。ご家族がクルマを見たのはほぼ納車の日だったというエピソードには、聞いていて少し微笑ましくなってしまいました。

リセールだけではない、家族を持って変わった高級車の価値

とはいえ、Aさんが現在のNXに満足している理由は、リセールやお金の話だけではありません。

静粛性や乗り心地、内外装の質感はもちろん、日常での使い勝手やディーラーの対応にも深く満足しているそうです。実燃費も16km/L前後と、ハイブリッドならではの恩恵も感じているといいます。維持費についても、すべてをディーラーに任せるのではなく、安心を優先したい部分はディーラーへ、費用を抑えたいタイヤやバッテリーなどは専門店を活用するなど、メリハリをつけているそうです。

そしてAさんが何よりも重視しているのが、安全性能です。先行車との車間距離を保つ支援や、必要に応じて減速を支援する機能などにより、高速道路でも安心感があるといいます。事故の可能性を少しでも下げ、万一の時に自分や家族を守れる可能性を高められるのであれば、価格が高くても意味があると実感しているそうです。

人気のSUVで走行距離が少ないなど、好条件が重なった可能性もあり、今後のリセールが必ず保証されるわけではないことはAさんも理解しています。それでも、今後買い替える時もまずは同じブランドの中から探すと思うと、笑いながら語ってくれました。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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