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「それ、誰から聞いたんですか?」引っ越し予定を知っていた職場の人。返ってきた曖昧な一言に残った違和感

  • 2026.9.10

親切な方だと思っていた

以前の職場に、少し親しくしていた方がいました。部署は同じで、顔を合わせればよく話しかけてくれます。

仕事で困ったときに助けてもらったこともあり、私はずっと親切な方だと思っていました。

ある日、休みの日に立ち寄った店の話をされました。

「この前、あの店にいたよね」

私は少し驚きました。その店へ行くと話した覚えがなかったからです。

ただ、職場からそれほど遠い店ではありません。同じ町で暮らしていれば、偶然見かけることもあるだろうと思いました。

それ以上、深く考えることはありませんでした。

三人にしか話していなかったのに

そのころ、その方から仕事のあとに連絡が届くことが増えていました。

「少しだけでも会わない?」

「今週はちょっと忙しくて」

「じゃあ来週は?」

断ると別の日を提案されることはありましたが、強引に待ち伏せされたり、無理に会わされたりしたことはありません。

連絡が来るのは、私が仕事を終えたころが多かったです。残業した日は少し遅く、早く帰った日は早いこともありました。

同じ職場ですから、私がまだ席にいるかどうかは分かります。当時は特に不思議だとは思っていませんでした。

そんな中、私は引っ越すことになりました。

まだ日程を決めている段階だったので、職場で話したのは、その方とは別の三人だけでした。広く知らせるつもりもありませんでした。

ところが数日後、出勤して間もない時間に、その方から声をかけられました。

「今度、引っ越すんだよね」

思わず手を止めました。

「それ、誰から聞きましたか?」

すると、その方は少し笑いました。

「まあ、いろいろとね」

「誰ですか?」

「そんなに気にすること?」

結局、名前は教えてもらえませんでした。

私が話した三人のうち誰かから聞いたのかもしれません。近くで会話が聞こえていた可能性もあります。誰かから別の人へ伝わり、その方の耳に入ったのかもしれません。

考えてみても、私には分かりませんでした。

それから、話すことを減らした

その日から、私は職場で自分の予定をあまり話さなくなりました。

休みの日を聞かれても詳しい予定までは言わず、出かけた場所の話も自分からはしませんでした。

相手から何か危害を加えられたわけではありません。それでも、聞けば簡単に答えられそうなことを、笑ってはぐらかされたことが引っかかっていました。

引っ越しは予定どおりに済ませました。その後しばらくして私も職場を離れ、その方との連絡は自然に途切れました。

あれから一度も会っていません。

今でも、その方が悪意を持っていたとは言い切れません。誰かから何気なく聞いただけだったのかもしれません。

それでも、「誰から聞いたのですか」と尋ねたとき、答えずに笑っていた表情だけは覚えています。

知られていたことそのものより、どうして知っていたのか最後まで分からなかったことが、今も小さな違和感として残っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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