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「うちの部屋が空いてるから住んでもいいよ」よく行く店で知り合った女性。親切なはずなのに男性が距離を置いたワケ

  • 2026.9.9

通っていた店で、常連の夫婦と知り合った

一緒に暮らしている人がいて、二人でよく通っていた小さな店がありました。

カウンターだけの店で、顔を合わせる客もだいたい決まっています。

そこで、よく来ていた夫婦と知り合いました。先に声をかけてくれたのは奥さんのほうです。

「またお会いしましたね」

「こんばんは」

話しやすい人でした。店の人とも親しそうで、初対面に近い私にも気さくに話しかけてくれます。

何度か顔を合わせるうちに、帰りぎわに連絡先を交換しました。

そのときは、感じのいい人だと思っていました。

ところが、それから毎日のように連絡が来るようになりました。

「今日はお店にいますか」

「今日はちょっと行かないです」

「じゃあ明日は?」

やんわり断っても、すぐに次の予定を聞かれます。

返信を少し遅らせたり、店へ行く曜日を変えたりもしました。

それでも連絡は続きました。

悪意があるようには見えません。ただ、私が心地いいと思う距離より、少し近い人なのかもしれない。そう考えるようになっていました。

何も相談していないのに、住む場所を勧められた

ある夜、店でその夫婦と顔を合わせました。

いつものように世間話をしていたのですが、会計を済ませてレジの前に立ったとき、奥さんが突然言いました。

「うちの部屋が空いてるから住んでもいいよ」

私は一瞬、何のことか分かりませんでした。

住む場所に困っていると話したことはありません。

一緒に暮らしている人がいることも、相手は知っています。

「いえ、大丈夫ですよ」

そう答えると、奥さんは不思議そうな様子もなく言いました。

「遠慮しなくていいからね」

困っている人を助けるような、ごく自然な口調でした。

隣にいたご主人も特に口を挟まず、いつもと変わらない様子です。

だからこそ、私はどう受け取ればいいのか分かりませんでした。

親切で言ってくれているのだとは思います。それでも、こちらが頼んでもいない生活のことに、急に踏み込まれたような感覚が残りました。

二度目に言われて、少し距離を置くことにした

数日後、また店で会いました。

その日は前回の話に触れずに帰ろうとしていたのですが、奥さんが出口の近くで声をかけてきました。

「この前の部屋の話、本当にいつでもいいからね」

一度きりの思いつきではなかったのだと、そのとき分かりました。

「ありがとうございます。でも、本当に大丈夫です」

今度はなるべくはっきり断りました。

奥さんは「そう?」と答えただけで、機嫌を悪くした様子もありませんでした。

一緒に暮らしている人に話すと、「たぶん親切なんだと思うよ」と言われました。私も、そうなのだろうと思います。

ただ、それからその店へ行く回数は少しずつ減り、やがてほとんど行かなくなりました。

あの夫婦を悪い人だとは思っていません。会えば今でも普通に挨拶できると思います。

それでもあの出来事以来、感じのいい人と知り合っても、連絡先を交換する前に少し考えるようになりました。親切と感じる距離は、人によってずいぶん違うのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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