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「この掃除って、3軒で回しているんですか?」引っ越してきた女性。だが、当番表を見て気づいた違和感とは

  • 2026.9.9

引っ越してすぐ、当番の話がきた

二年前、一戸建てを買って引っ越したころのことです。

荷ほどきの箱がまだ廊下に積まれている時期に、町内会の班長の方が自宅まで来ました。

町内会で管理している街灯の電球交換や、ゴミ捨て場の掃除を当番でお願いしているという話でした。

「地域のことなので、お願いしますね」

「はい、分かりました」

私は特に疑問を持ちませんでした。新しく住み始めた地域ですし、できることは協力したいと思っていたからです。

掃除の日に外へ出れば、近所の方と顔を合わせることもあります。それも、この土地で暮らしていくためには悪くないと思っていました。

当番表にあったのは、3軒の名前だけ

引っ越してしばらくたったころ、集積所に貼られている掃除当番表を何気なく見ました。

曜日の横に家の名前が並んでいます。

ところが、何度見ても載っているのは、わが家を含めて3軒だけでした。

最初は、別の月にはほかの家も入るのだろうと思いました。けれど翌月も、その次の月も、名前はほとんど変わりません。

ある日、同じ当番に入っている方と道で会ったので、思い切って聞いてみました。

「この掃除って、3軒で回しているんですか?」

「そうみたいですよ。うちも引っ越してきてからずっと入っています」

話を聞くと、3軒はいずれも比較的新しくこの地域へ越してきた家でした。

以前から住んでいる家については、「長くやってきたから、もう十分だろう」という考えで、いつの間にか当番から外れていったのだそうです。

班長に聞いてみると、返ってきた言葉

事情を知ってから、私は班長の方に一度だけ聞いてみました。

「ずっと3軒だけだと負担が偏るので、もう少しみんなで回すことはできないでしょうか」

班長の方は少し困ったような顔をしました。

「長く住んでいる家は、もう十分やってきたのよ」

そして続けました。

「今までこのやり方でうまくいってるから、変えなくてもいいと思うの」

強く怒られたわけではありません。ただ、それ以上話し合う雰囲気にはならず、私は「分かりました」とだけ答えて帰りました。

それからも、月の初めになると新しい当番表が貼られます。

日付は変わりますが、並んでいるのはほぼ同じ3軒です。

気になるのは、掃除そのものではなかった

夫にこの話をすると、こんなことを聞かれました。

「知らないままのほうがよかった?」

少し考えてから、私は首を振りました。

「それは違うと思う」

掃除をすること自体が嫌なわけではありません。誰かがやらなければ集積所は汚れてしまいますし、自分だけ当番を放り出すのも違う気がしています。

だから今も、順番が来れば掃除をしています。

ただ、以前のように何も考えずにできなくなったのは確かです。

ほうきを持って集積所へ向かうたびに思い出すのは、「今までこのやり方でうまくいってるから」という言葉です。

長く続いてきた方法だからといって、今も公平とは限らない。そのことだけは、あの3軒の名前が並んだ当番表を見るたびに感じています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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