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子供の大学の学費の督促が届いた。「無いものは無いもん」と答えた妻に、私が言葉を失った理由

  • 2026.9.7

大学から届いた、薄い茶封筒

大学に通う子どもの学費について、大学から茶封筒が届いた日のことです。

差出人を見た時点で、何となく嫌な予感がしました。封を開けると、入っていたのは学費の支払いがまだ確認できていないという知らせでした。

私は少し戸惑いました。

学費を払うお金そのものがなかったわけではありません。

必要になれば私が払えるよう、金額は用意してありました。

ただ、なぜ支払いが済んでいなかったのか、その時点では私にも分かりませんでした。

子どもの学費ですから、何も言わずに私が払って終わりにするより、まず妻にも確認しておこうと思いました。

妻にも収入があり、これからのことも含めて夫婦で一度話しておきたかったのです。

その日の夕方、私は妻に茶封筒を見せました。

「大学からこれが来てた。学費、まだみたいだけど」

妻は書類に目を通すと、短く答えました。

「無いものは無いもん」

私は思わず言葉に詰まりました。

「いや、今すぐ出してくれって言ってるわけじゃないんだけど」

「じゃあ、何が言いたいの?」

責めたかったわけではありません。

私はただ、学費をどうするのか、これから夫婦でどう負担していくのかを話したかったのです。しかし、その場ではうまく言葉にできませんでした。

結局、その日はそれ以上話さないまま終わりました。

「お金がない」の意味が違っていた

ところが翌日、妻は出かけ、帰宅してから飲みに行っていたことを話しました。

私は先日のことが頭に残っていたため、一度だけ聞きました。

「この前、お金がないって言ってなかった?」

すると妻は言いました。

「自分で稼いだ分は自分のものでしょう」

その言葉を聞いて、ようやく妻の考え方が見えた気がしました。

妻の言う「お金がない」は、本当に一円もないという意味ではありませんでした。

自分で稼いだお金と、家庭のために使うお金を、別のものとして考えていたのです。

私は子どもの学費なら夫婦で考えるものだと思っていました。一方で、妻には妻なりのお金の線引きがありました。

同じ家で暮らしていても、その部分についてきちんと話したことがなかったのだと思います。

学費は期限までに私が支払いました。

子どもには、夫婦の間でこんなやり取りがあったことは話していません。

今も妻とは普通に暮らしています。ただ、あの日以来、お金について話すときは「どうする?」だけで済ませず、自分が何を相談したいのかまで言葉にするようになりました。

夫婦だからといって、お金に対する考え方まで自然に同じになるわけではない。

あの茶封筒は、その違いに初めて気づくきっかけになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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