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「蹴ってんじゃねーよ!」「しっかり謝れよ!」満員電車で響いた怒鳴り声。座り込んでいる人の態度に唖然

  • 2026.9.7

ドアの前に座り込んでいる人がいた

通勤では、いつも同じ時間の電車に乗っています。その朝も車内は混んでいて、私は人に押されるようにしながら、ドアのそばの手すりにつかまっていました。

ふと足元を見ると、ドアの真ん前に一人、床へ座り込んでいる人がいました。

横には大きな鞄が置かれ、そのぶん乗り降りできる場所が狭くなっています。本人は携帯型のゲーム機を持ち、周囲を気にする様子もなく画面を見続けていました。

さらに気になったのが、イヤホンから漏れる音です。

電車が駅へ近づいて走行音が小さくなるたび、シャカシャカという音がこちらまで聞こえてきました。

周りの人たちは、鞄や座っている人の足を避けるように立っています。私も何度かそちらを見ましたが、声をかけることはできませんでした。

「蹴ってんじゃねーよ」と声が響いた

次の駅に着き、ドアが開きました。

降りようとした人たちが一斉に動き出したとき、一人の足が床に置かれていた鞄に当たりました。

その人はすぐに振り返りました。

「すみません」

すると、座り込んでいた人が顔を上げました。

「蹴ってんじゃねーよ!」

突然の大きな声に、近くにいた人たちの動きが止まりました。

ぶつかった人は言い返さず、もう一度頭を下げます。

「すみませんでした」

それでも相手は、強い口調のままでした。

「しっかり謝れよ!」

謝った人は何も返さず、そのままホームへ降りていきました。

私も周囲の人も、結局何も言えませんでした。

ドアが閉まると、またゲームに戻った

やがてドアが閉まると、座り込んでいた人は何事もなかったように、再びゲーム機へ目を落としました。

さっきまで響いていた怒鳴り声が消え、またイヤホンから漏れる音だけが聞こえてきます。

私はその二駅あとで降りました。

鞄に足が当たった人は、すぐに一度謝り、さらにもう一度謝っていました。

それでも怒鳴られ、言い返すことなくその場を離れていった姿が、妙に印象に残っています。

一方で私は、すぐ近くにいながら何もできませんでした。

それ以来、混んだ電車に乗るときは、足元の荷物や乗り降りする人の邪魔になっていないか、以前より気にするようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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