1. トップ
  2. エピソード
  3. 「明日何時?」は未読、SNSは更新、当日「今起きた!」と届いた私は、待つのをやめて美容院を予約した

「明日何時?」は未読、SNSは更新、当日「今起きた!」と届いた私は、待つのをやめて美容院を予約した

  • 2026.9.4
ハウコレ

「ごめん、今日は用事を入れちゃった」。美容院の予約を確定してからそう返しました。3日後、親友から届いた長いメッセージには、寝坊とは別の理由が書かれていました。

返事のない画面を閉じた直後、彼女のSNSに新しい投稿があることに気づきました。

返ってこない「明日何時?」

社会人になってから、月に1度ほど親友とお茶をするのが恒例になっていました。約束の前日、私はいつものように、「明日何時?」と送りました。短い確認のつもりでしたが、いつまで経っても未読のままです。そのあと何となくSNSを開くと、彼女が映画の感想を投稿していました。観た作品について3行ほど書かれた、いつもの投稿です。SNSを更新する時間はあるのに、私のメッセージは開かれていない。事情があるのかもしれないと思いながらも、翌日の予定が決まらないままなのが気になりました。

当日に届いた「今起きた!」

翌日になっても返事はありませんでした。時間も場所も決まっていなかったので、出かける準備もできません。私は部屋の掃除をしながら連絡を待っていました。昼近くになって、ようやく通知が届きました。「今起きた!」。続けて、「ごめん、これから出れる?」と送られてきました。昨日から待っていたことには触れず、そのまま今日会えるかを聞かれたことで、私はもう出かける気になれませんでした。それでも「今日は無理」とだけ返すのも嫌で、前から行こうと思っていた美容院の空きを調べました。予約を確定してから、「ごめん、今日は用事を入れちゃった」と返しました。本当に予定を入れてから断る。それが、そのときの私にできた返し方でした。

3日後に届いたメッセージ

美容院へ行ったあと、前から気になっていた雑貨店にも寄りました。彼女からはその日、返事がありませんでした。既読だけがついたまま、3日が過ぎます。そして届いたメッセージは、「あの日、本当はずっと起きてたんだ」という言葉から始まっていました。続けて、「仕事を辞めたこと、会ったら言わなきゃと思ったら、時間の返事ができなかった」と書かれていました。寝坊したのではなく、私に退職したことを話すのが怖くて、返事そのものを避けていたそうです。それでも約束自体をなくしたかったわけではなく、当日になって寝坊したことにして会おうとしたのだと分かりました。映画の感想なら書けても、私への「何時?」には答えられなかった。その理由を、私はそこで初めて知りました。ただ、理由が分かったからといって、前日から待っていた時間まで気にならなくなったわけではありません。私は少し考えてから、「言いにくい話は、先にメッセージでいいよ。時間はそのあとで決めよう」と返しました。

そして...

数日後、彼女から次に会える日付の候補が3つ届きました。今回は、私から確認する前に送ってくれました。その中から1日を選び、時間まで先に決めました。美容院を予約したあの日は、待つのをやめるために予定を入れました。次の予定は、もう待たなくて済むように、2人で決めたものです。

(20代女性・販売職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ