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「返事だけして、ちゃんと聞いてなかった」子供が何度も呼んでも話を聞かないママ友。だが、娘が何気なく伝えた一言で状況が一変

  • 2026.9.3

話の途中で、何度も聞こえてきた「ママ」

公園で子どもたちを遊ばせながら、ママ友と立ち話をしていたときのことです。

その方は話すことが好きで、いつも楽しそうにいろいろな出来事を話してくれます。その日も身ぶりを交えながら、最近あったことを夢中で話していました。

少し離れたところでは、子どもたちが遊具のまわりで遊んでいました。

しばらくすると、その方のお子さんがこちらへやってきました。

「ママ」

ママ友は私のほうを向いたまま、「うん」と返事をします。

けれど、お子さんが何か話そうとすると、そのままママ友の話が続きました。

少しして、また聞こえます。

「ママ」

「はいはい」

返事はするのですが、顔は私のほうを向いたままです。どうやら声には反応しているものの、お子さんが何を伝えたいのかまでは意識が向いていないようでした。

「呼んでますよ」

私も一度だけ声をかけました。

「うん、聞いてるよ」

そう答えたものの、すぐに話は続きます。

わざと無視しているようには見えません。ただ、話に夢中になりすぎているのだと思いました。

それでも私は、だんだんママ友の話が頭に入らなくなっていました。

「ママ」と呼ぶ声が聞こえるたび、まただ、と思ってしまうのです。

何度目だろうと思っているうちに、私自身も無意識に回数を数えていました。

娘が先に口にした一言

そんなとき、遊んでいたうちの娘が、ママ友と、そのそばに立っているお子さんを交互に見てから、何気ない口調で言ったのです。

「ママ、ママって、さっきから7回くらい呼んでるよ」

責めるような言い方ではありませんでした。ただ、気づいたことをそのまま口にしただけです。

ママ友は一瞬きょとんとして、それから自分の子どもの顔を見ました。

「え、そんなに呼んでた?ごめんね。返事だけして、ちゃんと聞いてなかった」

そう言ってしゃがむと、お子さんと同じ高さまで目線を下げました。

すると、お子さんは待っていたように話し始めました。遊具のところで見つけたものを見てほしかったようです。

「そっか。それを見せたかったんだね」

ママ友は今度は途中で口を挟まず、最後まで聞いていました。

話が終わると、私にも少し照れたような顔を向けました。

「ごめんね。私、話し始めると止まらなくなっちゃうね」

「私も気になってたんだけど、何て言おうかなって思ってて」

そう答えると、二人で少し笑いました。

そのあとは、ママ友も話の途中でときどき子どものほうを見るようになっていました。

帰り道、娘に「よく7回も分かったね」と聞くと、娘は不思議そうな顔をしました。

「いっぱい呼んでたから」

気になっていたのに、相手にどう伝えればいいのか迷っていた私。それを娘は、何の悪意もなく、そのまま言葉にしただけでした。

子どもの素直な一言に、大人のほうが気づかされることもあるのだと思った出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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