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「まだ2歳だし、覚えてないよ」旅行に反対する夫。だが、私が初めて伝えた行きたい本当の理由

  • 2026.9.1
「まだ2歳だし、覚えてないよ」旅行に反対する夫。だが、私が初めて伝えた行きたい本当の理由

話すたびに、いつも同じところで止まった

子どもが二歳のうちに、一度くらい飛行機で旅行をしたいと思っていました。

夫はもともと旅行が好きなほうではありません。仕事で疲れていることもあり、休みの日は家でのんびり過ごしたい人でした。

ある日、行ってみたい場所のパンフレットを居間に広げると、夫は少し困ったような顔をしました。

「また旅行?休みの日くらい、家でゆっくりしたいよ」

私は「せっかくだから、今のうちにいろんなものを見せてあげたいし」と答えました。

すると夫は言いました。

「まだ2歳だし、この子は覚えてないよ。行っても無駄だよ」

言われてみれば、その通りです。二歳の子どもが旅行の景色を何年も覚えているとは思えません。

それでも諦めきれず、「家にいるより刺激になると思うし」と続けると、夫は「それなら近所でもいろいろ連れていけるよ」と返しました。

夫は別に意地悪で反対しているわけではありません。旅行にかかるお金や、限られた休日のことを考えれば、夫の言うことにも納得できました。

だからこそ、私はそれ以上何も言えなくなります。

旅行の話をするたびに、私は「子どものため」という理由を並べ、夫はそれに一つずつ答える。その繰り返しでした。

「私が行きたい」と初めて言った

数日後、子どもを寝かせたあと、私はもう一度夫に話をしました。

ただ、その日はいつもと違う言い方をしました。

「子どものためって言ってたけど、本当は違うんだ」

夫がこちらを見ます。

「私が、この二歳の子と旅行したいの。覚えてなくてもいい。今のこの子と一緒に飛行機に乗ったり、知らない場所へ行ったりしたいんだと思う」

口にしてみると、自分でもようやく分かりました。

私はずっと、自分が行きたいだけなのに、「子どものため」というもっともらしい理由をつけていたのです。

夫は少し黙ってから、「そういう話なら分かった」と言いました。

「じゃあ、一泊くらいで無理のないところを探してみる?」

反対する言葉ではなく、初めて行き先や日程の話になりました。

その秋、私たちは初めて子どもを連れて飛行機に乗りました。

離陸のときは少し泣きましたが、落ち着いてからは窓の外をじっと見ています。夫もその姿を何度か写真に撮っていました。

今、子どもにその旅行の写真を見せても、もちろん何も覚えていません。

その点では、夫が言った通りでした。

それでも私は、窓の外を見つめていた小さな横顔を今でも覚えています。

振り返ると、話が進まなかったのは夫の正論のせいだけではありませんでした。私自身が「私は行きたい」と素直に言えていなかったのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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