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「普通は気づくだろ。客を馬鹿にしているのか」値引きミスをした店員に怒る男性。だが、次の客だった私がかけた一言

  • 2026.9.1

値引きされるはずの商品が、そのままの値段で通った

仕事帰りにスーパーへ寄ったときのことです。夕方だったこともあり、レジにはどの列にも何人か並んでいました。

私の前にいた男性の会計が始まってしばらくすると、突然その手が止まりました。

「これ、値引きされてないよね?」

男性が指さした商品には、値引きの札が貼られていました。レジにいた若い女性の店員さんが確認すると、どうやら値引きの処理をせず、通常の価格で通してしまったようです。

「申し訳ありません。すぐに訂正します」

店員さんはそう言って操作をやり直しました。ところが、男性は納得できなかったようです。

「普通は気づくだろ。客を馬鹿にしているのか」

その声は、少し離れたところまで聞こえるほど大きなものでした。

店員さんはもう一度「申し訳ありません」と頭を下げ、商品の札と画面を確認しながら処理を続けます。

男性が値段の間違いを指摘すること自体は当然だと思いました。実際、店員さんのミスではあります。

ただ、そこまで強い言葉を向けなくてもいいのではないか。私はそう思いながらも、男性が怒っている間は何も言えませんでした。

男性は何度か時計や店の入口のほうを見ていました。何か予定があって、急いでいたのかもしれません。

やがて訂正が終わると、男性は商品を受け取り、足早に店を出ていきました。

次の会計で、店員さんはまだ緊張していた

次は私の番でした。

店員さんは「お待たせしました」と言いましたが、表情はまだ硬く、商品を手に取る動きもどこか慎重になっていました。

私はかごを置きながら言いました。

「急がなくて大丈夫ですよ。ゆっくりお願いします」

店員さんは少し驚いたように顔を上げました。

「ありがとうございます」

それだけのやり取りでした。

私も、それ以上何かを言うつもりはありませんでした。先ほどのミスをなかったことにするのも違いますし、男性の代わりに店員さんを慰める立場でもありません。

ただ、私の会計まで焦る必要はないと伝えたかったのです。

そこから店員さんは一つずつ商品を確認し、いつものように会計を進めてくれました。最後の「ありがとうございました」という声も、最初より少し落ち着いて聞こえました。

店を出てからも、先ほどのやり取りが頭に残りました。

間違いを指摘することと、相手を強い言葉で責めることは、同じではありません。

男性が腹を立てた理由は分かります。それでも、相手がすでに間違いを認めて直そうとしているなら、伝え方はもう少し選べるのかもしれない。そんなことを考えた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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