1. トップ
  2. 焼酎でパン飲みの新スタイル! 焼酎好きエディターが2026年に感激したペアリングベスト5【エディターズOKINI】

焼酎でパン飲みの新スタイル! 焼酎好きエディターが2026年に感激したペアリングベスト5【エディターズOKINI】

  • 2026.8.31
SATOKO UDA

焼酎&パン好きエディターSATOKOが夢中になっているのが、「焼酎×パン」の組み合わせ。パン飲みといえばワインやビールが定番だが、小麦の香ばしさやバターのコクは、多彩な味わいを持つ焼酎とよく合う。今回は2026年上半期に私が飲んで本当に感動した焼酎5本と、相性の良いパンの組み合わせをご案内。焼酎はどんなジャンルの料理とも合う懐の深いお酒。この組み合わせが正解というわけではなく、これらをヒントに、自由にパン飲みを楽しんで。

なかには数量限定で今期分はすでに完売している焼酎もあるけど、それも小さな蔵元が手掛けるクラフト焼酎ならではの魅力。現在は次の仕込み時期を迎えており、順次焼酎がリリースされので、各蔵のHPやSNSをチェックして。

記事の最後には、エディターSATOKOが信頼している、焼酎を多く取り扱う酒屋も併せてご紹介。

SATOKO UDA

まーらん舟 固形仕込み/富田酒造場

海を彷彿させる、特別仕込みの一本

「舟」と書いて「せん」と読む一本。その味わいに感激したのが、鹿児島県・奄美諸島だけで製造が認められている黒糖焼酎の名蔵、富田酒造場が手掛けた逸品。

蔵のルーツ・徳之島の「徳南製糖」の極上黒糖を使った銘酒「まーらん舟」の特別版“固形仕込み”。何がすごいって、黒糖の使い方へのこだわりが想像の斜め上をいく!

通常は熱で溶かす黒糖を、あえて塊のままもろみに投入。じっくり溶けながら発酵することで香りの揮発を防ぎ、黒糖本来の風味と甘い香りを焼酎に閉じ込めています。だからこそ、飲んだときのインパクトは抜群で、ダイレクトなミネラル感と海を感じるような爽やかさ、やさしい甘みが口のなかに一気に広がります。

おすすめはソーダ割り。飲食店によってはモヒート風にミントを添えるのも超納得。この島でしか誕生し得ない味覚を、丸ごと体感できる逸品です。

◆富田酒造場/公式HP

SATOKO UDA

パン飲みのお供はピザトースト

「まーらん舟 固形仕込み」に合わせるなら、ふわふわ生地のイングリッシュマフィンで作るピザトーストがおすすめ。円型もキュートで最近のお気に入り(余談)。

そのなかでもマルゲリータと「まーらん舟 固形仕込み」が相性抜群なんです。黒糖特有のコクがトマトソースの酸味とうま味を引き立てつつ、モッツァレラチーズの濃厚な脂を焼酎の力強いミネラル感がサッとリセット。

さらに、固形仕込みならではのフレッシュな香りがバジルなどのハーブの清涼感と見事なハーモニーを奏でます。

焼酎のミネラル感とパンの塩味が調和して、一口ごとに食欲とお酒が進む無限ループに。ソーダ割りにすればハーブの爽やかさが際立ち、ロックにすればチーズの濃厚さに負けない重厚な味わいが楽しめます。

SATOKO UDA

波紋/中村酒造場

雨の日が楽しみになる? すっきりした味わいの限定品

鹿児島の人気酒蔵・中村酒造場から、梅雨明け時期に合わせてリリースされた限定の芋焼酎「波紋」。鹿児島では雨を良いことの前兆と捉える風習があると知った、杜氏の中村慎弥さんがその言い伝えから着想を得て仕込んだという特別な一本です。

何がすごいって、原酒の"ブレンドの黄金比”。ベースとなるクリアな白芋(黄金千貫やみちしずく)7割に、タマアカネやふくむらさき、熟成紅はるかといった個性あふれる色芋原酒を3割ブレンドすることでハーバルで驚くほどまろやかな味わいに仕上がっています。

飲み方で表情がガラリと変わるのも面白く、ストレートならフルーティーな華やかさが際立ち、水割りはちょっぴりスパイシー、ソーダ割りは華やかに香りが弾けます。飲むたびに新たな発見がある愛らしい焼酎。

突然の雨が降ったり、湿気で蒸し蒸しする夏にこそ飲みたくなる、逸品です。

◆中村酒造場/公式HP

SATOKO UDA

パン飲みのお供はキーマカレー!

「波紋」に合わせるなら、スパイスがバシッと効いたキーマカレーが好相性。初めて「波紋」を飲んだときに感じたスパイシーさに「カレーと合いそう」と思ったのがきっかけ。

ベースとなる黄金千貫、みちしずくといった白系の芋が持つふくよかな甘みとコクが肉のうま味をガシッと受け止め、そこにアクセントとして加わる色芋が、スパイスと見事な調和をみせてくれます。

タマアカネのシトラス香はカルダモンと同調し、熟成紅はるかの甘みがチャツネのように辛さをまろやかに包み込みます。ほのかに感じる酸味がスパイスの輪郭をキリッと引き締め、ちゃちゃっと短時間で作ったキーマカレーの味も焼酎のおかげでワンランクアップ!

ソーダ割りにすれば、炭酸の刺激とハーバルな香りが口の中の油分をサッとリセット。スパイスの刺激と焼酎のまろやかさが交互に押し寄せ、後を引くおいしさ。カリッと焼いたバゲットを添えれば香ばしさと食感がプラスされ、暑い季節も爽快に楽しめる。もちろん、市販のカレーパンでも満足感の高い組み合わせです。

SATOKO UDA

大和桜/大和桜酒造

飲み疲れない味わいだからこそ、水割りで満喫

東シナ海と山々に囲まれた歴史ある湊町、鹿児島県いちき串木野市で造られる「大和桜」。蔵の看板商品として愛され続けている名作で、飲み飽きしないスタンダードな芋の味を追求した一本です。カラメルやほくほくした蒸し芋を彷彿させる豊かな甘香と、丸みのあるコクとミネラル感が特長。

2026年は、私にとってまさに“水割り元年”。それまではソーダ割り派だったのですが、炭酸の弾けでせっかくの芳醇な香りが飛んでしまう側面も。そんなとき、東京・門前仲町の居酒屋「かまびす」のおかみに「大和桜と柑橘が合う。さらに水割りなら香りを損なわず、焼酎と料理の余韻を長く楽しめる」とレモンを使った料理と大和桜の水割りを合わせてもらい、そのおいしさに開眼!もちろん以前からよく飲んでいる蔵元さんの焼酎ですが、水割りならではの魅力を教えてもらった1本。

◆大和桜酒造/公式HP

SATOKO UDA

パン飲みのお供はレモンを効かせた、卵ディップ

そんな「大和桜」と合わせてよかったのがサンドイッチ用の食パンにのせた卵ディップです。「大和桜」のふくよかな芋のコクが、黄身のうま味を受け止めてくれます。

ポイントは卵ディップにマヨネーズを使わないこと。潰したゆで卵にケイパー、たっぷりのレモン果汁、塩、オリーブオイル、そしてアクセントのタイムを少々。あえて脂分を抑えて酸味とハーブを効かせることで、丸みのある「大和桜」と美しく調和。

さらに、カリッと焼いたトーストの香ばしさが、常圧蒸留ならではの芳醇な余韻とディップをつなぐ架け橋に。水割りが卵の優しいうま味を引き立て、レモンの爽快感が後味をきれいにリセット。タイムの香りと甘い余韻が心地よく続くペアリングです。

SATOKO UDA

杜氏潤平 Session/小玉醸造

オシャレなだけじゃない! 軽やかだけど骨太な味わい

「杜氏潤平」で知られる宮崎の老舗・小玉醸造から、ワクワクする新シリーズが登場。商品名「杜氏潤平 Session」の「セッション」は「セッショナブル=ずっと飲めちゃう」が由来。軽やかな口当たりと心地よい余韻の調和を追求した、まさにエンドレスに楽しめる一本です。

ベースは代表銘柄「杜氏潤平 手造り紅芋」の原酒。そこに蒸留の最初に出る超希少で芳醇な“華どり”の香りを贅沢に添えることで、軽やかでありながら驚くほど多層的な味わいに。

この緻密な造りを100%楽しむなら、ワイングラスに氷を浮かべるスタイルが激推し。グラスから広がる上品で爽やかな柑橘系の香りと洗練された風味が、料理のうま味を優しく引き立ててくれます。重たさゼロで食事と一緒にずっと寄り添ってくれる、「焼酎ってこんなに自由でオシャレなんだ!」と感動すること間違いなし!

◆小玉醸造/公式HP

SATOKO UDA

パン飲みのお供は自家製マロンバター

「杜氏潤平 Session」に合わせたいのが、自家製のマロンバターとベーグルのマリアージュ。

「焼き芋にバターとシナモン」という私の定番から着想したこのペアリング。室温に戻した有塩バターにはちみつ、砕いた甘栗、シナモンを混ぜ、仕上げにピンクペッパーをひと振り。甘栗にはちみつを加えることで栗の香ばしさとコクが引き立ち、「セッション」から漂う華どり由来の甘い香りとリンク。

薄切りにしたベーグルを添えると、もっちり感と栗の食感が重なり、互いを引き立て合う“寄り添い形”のペアリングに。さらにシナモンとピンクペッパーの芳醇な香りが全体を上品にまとめてくれます。

ワイングラスでじっくり味わう焼酎だからこそ、マロンバターを少しずつ楽しむ時間が心地よいもの。シンプルなベーグルはもちろん、市販のマロン入りハードパンに合わせてもよく合います。濃厚なうま味とスパイスの余韻を、セッションの軽やかな風味が優しく包み込んでくれるので、ゆっくりお酒を楽しみたい! そんな日に試して欲しいです。

SATOKO UDA

酸/柳田酒造

焼酎界の常識を覆す一本!

宮崎県・柳田酒造の魅力をギュッと凝縮! エンジニア出身の蔵元・柳田正さんが繰り出す焼酎は、伝統を守りつつワクワクする発明に溢れています。代表作「千本桜」をはじめ、華やかな香りの「千本桜 熟成ハマコマチ」はフレーバー系焼酎の最先端を行く逸品。

そんな名蔵が放った異色作が「酸」。本来は敬遠される酸味ある香りをあえて前面に出した一本で、もしこれが映画なら「全米が震えた」ならぬ「焼酎業界が震えた」レベルの衝撃作! それくらい常識を覆すおいしさに思わず武者震い。

この酸の飲み方はソーダ割り一択。レモンサワーのような爽やかさが弾けます。実はこれ、失敗から奇跡的に生まれた味だとか。二度と出合えないかもしれない儚さも魅力の、心を掴んで離さない一本です。

◆柳田酒造合名会社/公式HP

SATOKO UDA

パン飲みのお供はスライダー!

「酸」のソーダ割りに合わせるなら一口サイズのアメリカンバーガーのスライダーでぜひ。フレンチマスタードのみでシンプルに仕上げた味わいが、この焼酎とぴったりな方程式が成立!

パティのジューシーな脂と濃厚なチーズを、「酸」特有の爽やかな酸味と炭酸が後味すっきりと洗い流し、口の中をリセット。マスタードの爽快感と焼酎の酸味が心地よく重なります。

酸が強いこの焼酎はからあげといった揚げ物との相性はもちろん抜群ですが、ジューシーな肉のうま味を炭酸でさっぱりリセットしながら楽しむこの組み合わせもクセになる味わい。

「手作りは大変」という方は市販のハンバーガーでも十分楽しめるので、ハンバーガーにはビールでしょ、という人も焼酎に変えて気軽にトライしてみてください。

Hearst Owned

焼酎好きエディターおすすめの酒屋

焼酎好きのエディターSATOKOが足しげく通う、都内の酒屋3店をご紹介。今回登場した蔵元の焼酎をはじめ品揃えが豊富で、限定品も多く扱うお店ばかり。好みの1本をぜひ見つけてみてください。

【1】寄/参宮橋

角打ち感覚でナチュラルワインやクラフト焼酎を楽しめる注目のショップ。厳選されたお酒を買えるだけでなく、その場でおいしいアテとともに味わえるのが魅力です。焼酎の新たな魅力と出会える、ふらっと立ち寄りたくなる一軒。蔵元を呼んだイベントも多く開催される。



【2】伊勢五本店/中目黒
千駄木に本店を構える創業1706年の老舗酒場。圧巻の焼酎ラインナップを誇り、伝統銘柄から注目のクラフト焼酎まで幅広く揃う。中目黒店では角打ちスペースで気になる焼酎や日本酒を試飲しながらお気に入りを探せる、焼酎好き必見の名店。



【3】IMADEYA/銀座、錦糸町、清澄白河など
千葉発祥の老舗酒屋。銀座、錦糸町、清澄白河などに展開し、洗練された品揃えと充実した焼酎ラインナップが魅力。角打ちで一杯楽しみながら選べる店舗が多く、2026年9月10日には東京・八重洲の「TOFROM YAESU TOWER(トフロム八重洲タワー)」にも、日本独自の“角打ち”カルチャーを世界に向けて発信する新店舗「IMADEYA KAKU-UCHI TOKYO」がオープンするなど、焼酎の魅力をモダンに表現している。


元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ