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小樽で地元民が通い続ける「弾力と味の濃さ」112年の老舗かまぼこ店の名物

  • 2026.8.30

HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。

新しいお店が次から次へとオープンする一方、長く続いているお店があります。
北海道で50年以上続くお店にスポットをあて、愛されている理由を探るコーナー「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」。
今回は、小樽の老舗蒲鉾店に密着しました。

大正4年創業 小樽・老舗蒲鉾店の「イカつまみ」

Sitakke

店先には、店舗に併設の工場で製造した板付き蒲鉾、角焼き、ちくわなどをはじめ揚げたての蒲鉾が15種類ほど並びます。

札幌から来た客:「全種類買いました。みんな安いし、来ると全部回って買っちゃいます」

揚げ蒲鉾を全種類買う!という客もいますが、中でも人気なのが…

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小樽生まれ・札幌在住の客62歳:「ちっちゃいころから食べてました。50年くらいになるのかな。風味がイカの味がしておいしいですけどね」

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札幌から来た客70代:「他の店にはないおいしい味でお酒にもよくあうし、イカつまみって言って、とってもおいしいんですよね」

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今回のロングセラーは、50年以上愛され続けているイカつまみ!
全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞を受賞しています。

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製造しているのは、大正3年、1914年創業の「大八栗原蒲鉾店」。
小樽の入船、国道5号線沿いにあります。

4代目 栗原 丈侃さん:「味が悪くなったら、やっぱり終わりだと思っているのでそこだけは何としても、おいしさだけは絶対にキープして」

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4代目 栗原 丈侃さんです。
下関にある水産大学校を卒業後小田原の有名蒲鉾店「鈴廣」で2年間修業。
8年前、25歳のときに小樽に戻ってきて家業に就き、3年前30歳で社長に就任しました。

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初代は、栗原 八郎さん。
群馬県前橋近郊にある「大室」から小樽にやってきました。
『大室』出身の『八郎』ということで屋号を「大八」にしたんだとか。

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お店の看板に『大八』と入っています。

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2代目 栗原 清さん:「数えで100、昭和2年生まれ」

2代目、栗原 清さん、御年99歳ロングセラーイカつまみの生みの親です!

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2代目栗原 清さん:「昭和18年(1943年)に海軍の土浦航空隊へ行きまして、19年(1944年)には、特攻隊でした。命からがら帰ってきました。命亡くしたやつのかわりに働かなきゃならんと思ってがんばりました」

先代の教えは?

2代目 栗原 清さん:「親父は絶対教えないんだから。自分の味は自分でつくれ。どうやっておいしいものをつくるか?美味しくなかったらお客さん買わないだろうが」

イカつまみは、ベースのすり身がポイント!

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昔ながらの石臼でスケトウダラ、イトヨリダイ、トビウオのすり身をすり潰します。

4代目 栗原 丈侃さん:「そもそも、石うす使ってすりだしをする蒲鉾屋さんが減ってきているとは思いますね。石臼を使うと温度が低く保たれるので、弾力の高いものができます」

逆に温度があがりすぎると魚肉のタンパク質の性質によりぼそぼそした食感になるんだとか。
温度の上昇を防ぐため、なんと!氷を入れて攪拌しています。

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4代目 栗原 丈侃さん:「大きい氷を使うことで杵の役割を果たすのでより強い弾力を生みます。水の量は特に気をつけています。解けた氷の量で入る水の量が決まってしまうので、だいたい何パーセントみたいな水の量はあるんですけど、最終的には、自分の手で職人全員が微調整して調整しています」

すり身に対して2~3パーセントの塩を入れて練り上げることで弾力も増します。
このすり身に、みじん切りにしたニンジン、玉ねぎ、そして、イカを加えます。
イカは水揚げ量が減っているため、そのときによって種類が変わるそう。
手作業で、しっかり混ぜ合わせます。
すり身に使っている魚は3種類。

4代目 栗原 丈侃さん:「イトヨリダイは食感が良くなる。トビウオは色が黒めなんですけど、魚の味が出てくるので」

トビウオは別名「あご」、出汁に使われるほど、うまみが豊富です。

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何やらかき出すような動き!
目にもとまらぬ速さですがかまぼこを一口大にちぎっているんです!
これぞ職人技!

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4代目からみて、「イカつまみ」を考案したのが2代目、祖父!
その誕生を見て受け継いだ父、3代目によると…。

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3代目 栗原 康 会長:「高度経済成長の時代は、絶対的に大きいものを切って食べるというのが普通だったんですけど、それをそのまま口にすることができる大きさにしたっていうのがありますよね」

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3代目栗原 康 会長「一口で食べるというイメージが、あの当時画期的だったのかな」

「イカつまみ」ができたきっかけは?

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3代目 栗原 康 会長:「もともとはですね、野菜つまみというのがあってイカをいれたつまみはおいしいよねっていう話になって、そこから」

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南樽市場に出している支店に、本店では売っていない野菜つまみが「つまみ揚げ」という名前で販売されています。
この野菜つまみにイカをいれたのが「イカつまみ」なんです。

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札幌からの客:「弾力もあって、すり身の味が濃い感じがします」

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札幌から20代女性:「お店の雰囲気が結構好きで、なんか年季入っているっていうか店員さんの雰囲気もいい感じだし、あと量り売りだし、自分で選んで頼めるのがすごい楽しいなって」

イカつまみが愛されるワケとは?

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4代目 栗原 丈侃さん:「職人のみなさんが、自分も含めてですけど、手を抜かずにいいものを作ろうという意識をもって作っているところにあると思います。どんどん物も高くなってしんどいこともありますが、今、作っている製品の品質というか絶対に落とさないようにというのはあります」

【大八 栗原蒲鉾店】

住所:北海道小樽市入船1
電話番号:0134-22-2566
営業時間:(月~土)午前9時半~午後7時
(日・祝)午前10時~午後6時

※掲載の内容は番組放送時(2026年8月11日)の情報に基づきます。

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