1. トップ
  2. トレンド
  3. 大きな海老天がドーン 大阪・北新地『香川』で味わう売り切れ必至の名物「天カレー」

大きな海老天がドーン 大阪・北新地『香川』で味わう売り切れ必至の名物「天カレー」

  • 2026.8.21
image

大人の街、大阪・北新地。ネオンがキラキラ光る通りを歩いていると、「あそこ、また寄りたいな」とふっと思い出すお店があります。うどんとおでんの名店『香川』です。

北新地といえば接待やバーで夜更けまで賑わう街ですが、終電がすっかりなくなった深い時間帯からどんどん混み合ってくるのがこのお店の面白いところ。飲んだあとの〆を求めて人が集まってくるのですが、出てくるお料理のクオリティが本当に高くて、思わず嬉しくなってしまいます。

image

『香川』の天カレーうどん

おでん鍋を囲む18席の空間と、深夜のいい空気感

引き戸をガラリと開けると、目の前には湯気をふわっと上げる大きなおでん鍋とカウンター席。奥には小さなテーブル席がちょこんとあって、全部で18席ほどのこぢんまりとしたお店です。

カウンターに座ると、目の前でことこと煮込まれているおでんのいい香りが漂ってきて、それだけでお腹が空いてきます。気取った装飾はないけれど、職人さんのテキパキとした手さばきや、使い込まれた器の雰囲気がよくて、自然と肩の力が抜けていくような心地よさがあります。

周りを見渡すと、仕事終わりの同業者さんや、しっかり飲んできた大人たちが楽しそうにグラスを傾けていて、北新地の夜ならではの活気であふれています。

澄んだ関西出汁がしみる、おでんと日本酒の組み合わせ

まずは日本酒を頼んで、おでんからスタートします。

image

おでん

大鍋の中で綺麗に出汁を含んだ具材たち。東京の濃いお醤油や名古屋の味噌おでんとは違って、淡い黄金色のお出汁がベースです。あっさりしているのに、昆布や削り節の旨味がしっかり効いていて、味わい深さがたまりません。

お箸がすっと通る柔らかさで、口に入れた瞬間にじゅわっと上品なお出汁が広がる大根。澄んだお出汁を吸ったお豆腐も、大豆の優しい甘みが引き立っています。たまごは黄身の芯までちゃんとお出汁の味が染みていて、日本酒との相性もばっちりです。素材の味を邪魔せず、出汁の美味しさでまるごと包み込むような関西の丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。

うどん派じゃなくてもハマる、贅沢な名物「天カレー」

おでんとお酒を楽しんだら、いよいよお目当ての「天カレーうどん」へ。遅い時間になると売り切れてしまうこともある大人気メニューです。

image

天カレーうどん

実は私、普段はあまりうどんを好んで食べるほうではないのですが、ここのカレーうどんだけは本当に大好物。運ばれてきた瞬間から、スパイシーなカレーの風味と和風出汁の香りがふわっと立ち上ります。

どーんと乗っているのは、サクサクの軽い衣をまとった立派な海老天。熱々のカレースープに浸しても衣の軽やかさがちゃんと残っていて、中の海老はプリッとした食感です。

image

天カレーうどん

スープのベースがおでんと同じ繊細なお出汁なので、コクはしっかりあるのに全然重たくないのがすごいところ。しなやかなうどんによく絡んで、飲んだあとの胃袋にするすると入っていきます。

賑やかな夜の終わりに、胃も心もほっと温めてくれる貴重な一軒

舌の肥えたお客さんが行き交う街で、きちんとお出汁を引いたおでんから贅沢なカレーうどんまで、ブレない美味しさを届けてくれる安心感。賑やかな夜の終わりに、胃も心もほっと温めてくれる貴重な一軒です。

また大阪に行ったときは、あの出汁の香りと熱々の天カレーを食べに、ふらりと立ち寄りたいと思います。

年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(#112)

image
元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ