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父の他界後、妹「遺産ちょーだいね♡」私「全部あげるよ!」数カ月後、妹のもとに届いたのは

  • 2026.8.27

父と母がともに交通事故に遭い、介護が必要になりました。私は腹をくくりましたが、妹は「介護は嫌だ」と言って逃げ出してしまったのです。

「私はひとりでやっていくから、介護や実家のことは全部お姉ちゃんに任せるわ」と言い残して実家を飛び出し、そのまま音信不通になってしまった妹。それからというもの、私は両親の面倒を見ながら在宅で仕事をする日々を10年間続けてきました。

母は3年前に、父はつい最近亡くなりました。そして父の葬儀が終わり、しばらく経ったころ、妹から突然メッセージが届いたのです……。

遺産のことしか頭にない妹

母の葬儀のときも、父の葬儀のときも、私は毎回妹に連絡をしていました。しかし、妹からは返信も折り返しの電話もありません。そのため、私は妹が連絡先を変えたか、家族をブロックしているのだろうと思っていたのです。

『お葬式にも行こうとしたんだけど、たまたま外せない用事があって行けなかったんだよね~』両親の死を悲しむ様子すら見せない妹。親の葬儀より優先すべき用事とはなんだったのでしょうか……。

ただ、そんな妹が今さら連絡してきたということは、何か理由があるはずです。私は『一回こっちに戻ってきてくれない? せめてお墓に手を合わせてよ』と伝えました。


すると妹は『いや、お墓参りはいいかな! 面倒だし、そういうの興味ないし!』とあっさり拒否してきたのです。

さらに妹はこう続けました。


『事故のせいで定年前に仕事は辞めちゃったけど、お父さんは会社の重役でかなり稼いでたよね? もともとうちは裕福で、祖父母から相続したアパートや不動産もあったはず。私にも相続する権利があるんだから、ぶっちゃけどのくらい遺産があるのか教えてくれない?』

あまりの言いぐさに、私はあ然として言葉を失いました。妹は遺産目当てで連絡してきたのです。

『私にだって権利があるよね?お父さん、相当な遺産があるでしょ? 私の分、ちょーだいね!』と言い放つ妹。

私は『私は何にも要らないから、全部あなたが相続すればいいよ。わずかな預金も、それ以上の莫大な借金もね』と返しました。

『は? 借金?』と、妹は信じられない様子……。

『両親は事故の後遺症を治すためにあらゆる治療法を試していてね。不動産もすべて売却して、最後は借金までしていたの。だから私はもう相続放棄の手続きを済ませたよ』私が事実を伝えても、妹は一切信じようとしませんでした。

『そうやって嘘をついて私を追い払って、独り占めする気でしょ!? 騙されないから!』『実家の土地が高騰してるのも確認済みなんだから! 相続したらすぐに売り払ってやる!』

妹は私の忠告を「独り占めするための嘘」と決めつけ、相続の手続きを進めると言いました。そして「莫大な遺産」をあてにして、フライングで高級ブランド品や外車をカードやローンで購入し、豪華な生活を送り始めたのです。

妹が相続したもの

それからしばらく経ったころ――。ひとりの時間を満喫していた私のところに、妹からパニックになった様子で電話がかかってきました。

「いきなりお父さんたちの借金関連の書類が私宛に届いたの! 中身を確認したら返済通知で……慌てて問い合わせたら『あなた、遺産を相続しましたよね?』って言われたんだけど! もしかして、もう相続放棄ってできないの!?」

私は思わず壁のカレンダーに目をやりました。父が亡くなってからすでに4カ月以上が経っており、法律で定められた相続放棄の期限は、とっくに過ぎていたのです。

「なんで借金があるなんて大事なことを教えてくれなかったの!? 自分だけ逃げて私に押し付けるなんてひどいじゃない!」と激怒する妹。

しかし、私は呆れ果てて言い返しました。


「最初に『莫大な借金があるから私は相続放棄する』ってちゃんと教えたよね? それを『遺産を一人占めするための嘘だ』って勝手に決めつけて、入る予定もない遺産をあてにしてブランド品や外車をローンで買いあさっていたのはあなたでしょ?」

「うっ……」と言葉に詰まる妹に、私は冷ややかに事実を告げます。

「私が借金のことを伝えたのに、あなたは財産が欲しくて相続放棄しなかったんでしょ。もう3カ月以上経ってるんだから、今から簡単に放棄できるとは思わないほうがいいよ」

「そんな……じゃあ私はどうしたらいいの!? 自分の買ったローンの返済だけでも大変なのに、お父さんたちの莫大な借金まで払わなきゃいけないの!?」

「自分で撒いた種なんだから、がんばって働いて返してね」

「ちょっと待って! お姉ちゃん助けてよ――!」

妹の悲鳴を聞きながらも、私は静かに電話を切り、そのまま着信拒否に設定しました。

その後、妹はいろいろな法律相談所に駆け込んだそうですが、当然ながら自業自得の事態を覆すことはできませんでした。今は両親の膨大な借金と、自分自身が作ったローンの重圧に追われているようです。

♢♢♢♢♢♢

まだ手に入るか分からない「いつかもらえるかも」というお金をあてにして、大きな買い物をしたり将来の生活設計を立てたりするのは危険です。

「入ってくるかもしれないお金」に振り回されることなく、今ある暮らしや家族との時間を大切に、自分たちの足元を見つめて堅実に歩んでいきたいものですね。

【取材時期:2026年7月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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