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「寝込んでいても、嫁なら行事には出るものよ」体調の悪い私に向けられた言葉。だが、夫が返した一言

  • 2026.8.28
「寝込んでいても、嫁なら行事には出るものよ」体調の悪い私に向けられた言葉。だが、夫が返した一言

熱があっても、支度は嫁の仕事だった

結婚してから、義実家の行事では私が台所に立つことが当たり前になっていました。前日から料理の下ごしらえをして、当日は来客のお茶を出したり、食器を片づけたりします。

義母から毎回はっきり「あなたがやって」と言われるわけではありません。それでも、私が動けば物事が進むので、いつの間にかそれが役割のようになっていました。

少しくらい体調が悪くても、私は休むと言えませんでした。

「顔色が悪いけど、大丈夫…よね?」

義母にそう言われると、「大丈夫です」と答えてしまいます。せっかく親戚が集まっているのに空気を悪くしたくない、少しくらいなら我慢できる。そんな気持ちがありました。

家に帰ってから夫に、ぽつりとこぼすことはありました。

「今日は、ちょっとしんどかった」

「無理するなよ」

夫は心配してくれましたが、私自身がいつも「大丈夫」と言っていたので、どのくらい無理をしているのかまでは伝わっていなかったのだと思います。

私も、夫から義母に何か言ってほしいとは頼みませんでした。できれば波風を立てずに済ませたい。その気持ちは、私にもあったのです。

夫が、初めてその場を見た日

ある行事の日、朝から少し体がだるかったものの、動けないほどではありませんでした。

いつものことだからと義実家へ向かったのですが、着くころには熱っぽさが強くなっていました。

夫にも「今日はちょっと無理かもしれない」と伝え、その日は奥の部屋で休ませてもらうことになりました。

しばらく横になっていると、襖が開きました。立っていたのは義母でした。

「寝込んでいても、嫁なら行事には出るものよ」

責めるような強い口調ではありませんでした。義母にとっては、それが昔から当たり前のことだったのでしょう。

私は反射的に起き上がろうとしました。

そのとき、廊下にいた夫が口を開きました。

「それは違うよ。人を寝かせておけない行事なら、やらなくていい」

声を荒らげたわけではありません。ただ、夫が義母にはっきり意見を言うのを、私は初めて聞きました。

義母は一瞬黙り、それ以上は何も言わずに襖を閉めました。

夫は私のそばに来ると、「今日はもう動かなくていいから」と言いました。

変わったのは、義母だけではなかった

その日を境に、すべてが急に変わったわけではありません。

ただ、次の行事から夫が以前より早く義実家へ行き、料理を運んだり、片づけをしたりするようになりました。

私も体調が悪ければ、「今日はできません」と言うようになりました。

最初のころ、義母が少し困ったような顔をすることはありました。それでも、以前のように無理をして動くよう求められることはなくなりました。

ある日、私が風邪気味だと知った義母から、「今日は無理して来なくていいからね」と電話がありました。

その言葉を聞いたとき、私自身も、ずっと「嫁だから」と必要以上に背負い込んでいたのかもしれないと思いました。

我慢していれば波風は立ちません。でも、黙っているだけでは、相手には何も伝わらないこともあります。

あの日、夫が口を開いてくれたことをきっかけに、私も少しずつ「無理なものは無理」と言えるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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